憧れの一人暮らし!初期費用は最低いくら必要?体験談と6つの節約術をご紹介

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初期費用
初期費用
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一人暮らしを始めるのに大きな障壁となるのが初期費用です。

「お金があったら一人暮らししたいな」

「まとまったお金が用意できないから一人暮らしができない」

このように考えていませんか?

一人暮らしの初期費用は最低でも家賃4ヶ月分必要です。 しかし、初期費用は工夫次第で節約したり、負担を軽くできることをご存知でしょうか。

初期費用について理解しないまま不動産会社へ出向き、促されるまま契約をしてしまうと損をしてしまう可能性があります。

この記事では「初期費用の内訳と目安」「節約術」「体験談」をご紹介します。

後半では賃貸契約の初期費用を手数料無料(※)で分割払いできる「smooth」のサービスについてご紹介します。

憧れの一人暮らしを手に入れるための参考にしていただけると幸いです。

(※)6回払いのみ

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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一人暮らしの初期費用相場は家賃4〜6ヶ月!内訳は?

一人暮らし 引っ越し

賃貸物件を借りるときに不動産会社へ支払う費用を「初期費用」と呼びます。

家賃4〜6ヶ月分が相場となっており、家賃5万円の物件を借りる場合20〜30万円の初期費用を契約後1週間前後で支払う必要があります

ただし初期費用といっても様々なな項目があり、初めて賃貸契約をする方は「何のために払う費用かわからない」「本当に必要なのか」と疑問に思うことがたくさんあるでしょう。

ここでは、それぞれの項目を一つずつわかりやすく解説します。

敷金(しききん)

家賃滞納時や退去時の原状回復費として、先に預けておくお金です。 相場は、家賃の1〜2カ月分です。 初期費用の中では大きな割合を占めていますが、残金があれば退去時に返還されます。

ペット可物件では、相場より敷金が高めに設定されているケースもあります。

礼金(れいきん)

大家さんにお礼として支払うお金です。 相場は、地域によって変わりますが家賃の1〜2カ月分程度です。 敷金とともに初期費用で大きな割合を占めていますが、礼金は返還されないお金なので覚えておきましょう。

前家賃(まえやちん)

賃貸契約の際に翌月分の家賃を支払います。 例えば、5月に契約すると6月分家賃を初期費用として支払うことになります。

日割り家賃(ひわりやちん)

月の途中から入居する場合は、当月分を日割り計算した金額を支払います。 ただし、不動産会社によって異なるため事前に確認が必要です。

共益費・管理費(きょうえきひ・かんりひ

階段、ゴミ置き場、エントランスなど共用部を中心とした物件の維持管理費用です。 共益費や管理費には消費税がかかりません。

仲介手数料(ちゅうかいてすうりょう)

賃貸物件を借りた際、不動産会社に対して支払う手数料です。 相場は、家賃0.5カ月~1カ月分+消費税です。 仲介手数料の上限は、国土交通省告示で賃料の1カ月分+消費税と示されています。

例えば、仲介手数料を0.5ヶ月分であれば、貸主が0.5ヶ月分、借主が0.5ヶ月分負担することになります。

関連記事:仲介手数料を払いたくない!払わない方法やほかの費用を抑える方法を紹介

保証料(ほしょうりょう)

保証料とは、不動産会社ではなく保証会社へ支払う利用料のことです。 初回保証料・月額保証料・保証委託料など様々な呼び方がありますが、すべて保証会社へ支払う利用料のこと指します。

保証会社は「賃貸保証会社」や「家賃保証会社」とも呼ばれ、利用料を支払うことで入居者が家賃を支払えなくなった場合に家賃の立て替えを行ってくれます。

以前は連帯保証人を立てて家賃の滞納があったときは連帯保証人が責任を負うのが一般的でしたが、最近では連帯保証人の役割を保証会社が行ってくれるようになっています。

相場は家賃の50〜100%など様々です。

関連記事:賃貸契約に必要な保証料とは?相場や支払い方法について解説

火災保険料(かさいほけんりょう)

火災や台風、爆発、落雷など、建物や家財に損害が生じた場合に備えて加入する保険料です。

あくまで任意なので加入しなければならないわけではありませんが、賃貸物件では加入を求められるのが一般的です。

2年更新前に2年分をまとめて支払うことが多いです。

鍵交換費用(かぎこうかんひよう)

防犯上の観点から、前の入居者と同じ鍵にならないように新たな玄関の鍵を作成する際にかかる費用です。相場は、15,000~20,000円程度です。 ただし、防犯性が高い鍵であればあるほど値段が上がります。

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【一人暮らし】賃貸の初期費用以外に最低限必要な費用

現金と電卓

一人暮らしを始めるには、初期費用の他に「引っ越し費用」や「家具・家電購入費用」が必要です。

それぞれの相場を確認しておきましょう。

引っ越し費用

引っ越し費用は時期と荷物の量、距離によって料金が異なります。

一般的な荷物の量で短距離の場合、30,000〜50,000円程度が相場となっています。

移住先までの距離単身の引っ越しにかかる費用相場
50km未満(同都道府県程度)30,000〜50,000円
500km未満(近隣地方程度)50,000〜80,000円
500km以上(遠距離地方程度)60,000〜100,000円

引っ越し費用については、こちらの記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。

関連記事:引っ越しが安い時期はいつ?引っ越し費用と初期費用をあわせてオススメ時期を解説!

家具・家電購入費用

初めて一人暮らしを始める方は、家具・家電の購入費用も必要です。 人それぞれ必要な家具や家電の種類や量によって費用は異なりますが、最低限の家具や家電を揃える場合でも、10〜20万円程度かかると想定しておきましょう。 あまりお金をかけたくない場合は、中古品なども視野に入れると安く抑えられます。

関連記事:一人暮らしの初期費用。家具家電の購入費用はいくら必要?節約方法もご紹介

費用を抑えて一人暮らしを始めるための節約術6選

お金

ここでは、費用を抑えて一人暮らしを始めるための節約術をご紹介します。

節約術1.引越し費用を抑える

引っ越し費用は、2〜4月の繁忙期が一年の中で最も高額になります。 可能な方は時期をズラして、夏場の安い時期に引っ越すと費用を節約できます。

また一人暮らしで荷物の量が少ない方は「引越し単身パック」を利用すると安価で引っ越しが可能です。

節約術2.家具・家電費用を抑える

家具・家電は最初からすべて揃えると費用が高額になってしまうため、まずは必要最低限で揃えることをおすすめします。

一般的に一人暮らしに必須の家具家電は以下の通りです。

  • 照明

  • 冷蔵庫

  • 洗濯機

  • 炊飯器

  • ベッド(布団)

  • カーテン

  • テーブル

  • 掃除機

  • 電子レンジ

自分の優先度に合わせて揃えるとよいでしょう。

また、中古でも構わない方はフリマアプリで探したり、リサイクルショップで見つけたりすることもできます。

最近では、家具・家電を買わずにレンタルやリースする方も増えています。 月額制(サブスクリプション)のサービスが多く登場していますのでチェックしてみましょう。

節約術3.仲介手数料を交渉する

不動産会社に支払う仲介手数料については、交渉次第で安くできる可能性があります。 ただし、条件や交渉方法には注意が必要です。

交渉のコツに関して詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。 関連記事:【体験談あり】賃貸の初期費用を下げる交渉のコツ| タイミングやメール文面も紹介

節約術4.フリーレント物件を探す

フリーレントとは家賃が一定期間無料となる物件です。

たとえばフリーレント1ヶ月の物件を借りると、初期費用の「前家賃」が無料になります。 交渉等もする必要なく初期費用が安くなるので、気になる方は探してみましょう。

ただし、短期間で解約すると違約金が発生したり、家賃が相場より高く設定されている場合もあるので契約の際は慎重に検討が必要です。

関連記事:フリーレント物件は1ヶ月間家賃が無料?メリットやデメリットとは

節約術5.敷金礼金なし物件を選ぶ

時期や地域によっては、敷金礼金なしの物件もあります。 初期費用の中でも敷金礼金は大きな割合を占めていますので、この2つの項目が無料になると費用はグンと抑えられます。

ただし敷金がない代わりに、クリーニング費や清掃代としてが請求されることがあるので注意しましょう。

節約術6.家賃の安い物件を選ぶ

築年数が古く、瑕疵がある物件(訳あり物件)の中では、家賃が安くなってるケースが多いです。 瑕疵物件とは「物理的瑕疵物件」「法的瑕疵物件」「環境的瑕疵物件」「心理的瑕疵物件」の4つに分けられています。

例えば、「アパートの横に墓地がある」場合などは相場よりも家賃が安く設定されています。許容できる方は、そういった物件も選択肢に入れてみましょう。

節約術7.初期費用を分割払いする

契約時に数十万円かかることが一般的な初期費用は、分割払いで負担を軽減できます。 主に以下の方法で分割払いができます。

  • クレジットカード

  • 借り入れ

  • 初期費用分割サービス

ただし、初期費用をクレジットカードで支払える不動産会社は多くありません。

カードで支払いたい方は不動産会社へ事前に確認が必要です。

また、手数料がかかることも念頭に置いておきましょう。

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【体験談】一人暮らし初期費用の実例

初期費用

【Aさんの場合】

地域:首都圏 転居理由:大学入学の為 部屋タイプ:アパート 家賃:53,000円+共益費4,000円 入居時期:3月28日

【実際支払った初期費用】

項目金額消費税合計備考
敷金/保証金53,00053,0001.0ヶ月分
礼金53,00053,0001.0ヶ月分
家賃6,8386,8383月分日割り 4/31日分
家賃53,00053,0004月分
共益費5165163月分日割り 4/31日分
共益費4,0004,0004月分
仲介手数料53,0005,30058,300
鍵交換費用16,50016,500
抗菌施工費18,00018,000
初回保証料22,000
合計279,8545,300285,154

家賃53,000円+共益費4,000円のお部屋で、実際に支払った初期費用は285,154円。

月の後半に入居しているため日割り家賃が安く済んでいますが、家賃5ヶ月分以上はかかっています。

【Bさんの場合】

地域:東北地方 転居理由:就職に伴う転居 部屋タイプ:マンション+駐車場 家賃:63,000円+駐車場5,500円+管理・共益費5,000円 入居時期:3月15日

【実際支払った初期費用】

項目金額消費税合計備考
敷金63,0001.0ヶ月分
礼金63,0001.0ヶ月分
賃料34,54834,5483月分(17日分)
賃料63,000
駐車場使用料3,0163,0163月分(17日分)
駐車場使用料5,5005,500
管理・共益費2,7412,741
管理・共益費5,0005,0003月分(17日分)
仲介手数料68,5006,85075,350
火災保険料1,4001,400700円×2ヶ月分
保証料29,40029,400総家賃の40%一括にて
合計339,1056,850345,955

家賃63,000円+駐車場5,550円+管理・共益費5,000円のお部屋で、実際にかかった初期費用は345,955円。

駐車場を借りているため、駐車場の仲介手数料も発生しています。 やはり、賃料が高くなると初期費用も高額になるようです。

【Cさんの場合】

地域:九州地方 転居理由:大学入学の為 部屋タイプ:アパート 家賃:51,000円+共益費2,000円 入居時期:3月10日

【実際支払った初期費用】

項目金額消費税合計備考
敷金0
礼金0
家賃36,19336,1933月分日割り22日分
家賃51,00051,0004月分
共益費1,4191,4193月分日割り22日分
共益費2,0002,0004月分
仲介手数料51,0005,10056,100
クリーニング費54,00054,000
契約時保証委託料12,00012,000
消火用具費5,5005506,050
抗菌施工費10,0001,00011,000
合計223,1126,650229,762

家賃51,000円+共益費2,000円のお部屋で、実際にかかった初期費用は229,762円

もともと敷金・礼金ゼロの物件を選んでいたため、初期費用を安く抑えられています。 それでも家賃4ヶ月分支払っているので、最低でも家賃4ヶ月分程度の金額を用意しておく必要があります。

以上、東北地方・首都圏・九州地域と、さまざまな地域でリアルにかかったお金を紹介しました。

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関連ページ:急すぎる引越しにも対応、好きなことを我慢しなくてもいい生活に | 株式会社スムーズ (smooth.jp) 

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まとめ

一人暮らしに必要な初期費用は最低家賃4ヶ月分です。 さらに初期費用の他に「引っ越し費用」や「家具・家電購入費」として最低10〜20万円必要となります。

家賃5万円の物件に住む場合トータル40〜50万円必要です。

この記事で紹介した節約術を参考に初期費用を抑えて憧れの一人暮らしを始めましょう。

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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