敷金・礼金・仲介手数料が無料の賃貸物件は「トリプルゼロ物件」と呼ばれています。
ただでさえ大きな出費になる引っ越しで、初期費用を安く抑えられるのはありがたいですよね。
最近増えてきているトリプルゼロ物件ですが、下記のような疑問を感じる方も多いのではないでしょうか?
「なぜそんなに安くできるの?」
「本当にお得になる?」
「なにか注意点があるのでは?」
この記事ではそんな疑問をお持ちの方に向けて、
・賃貸物件の初期費用はどれくらいかかるか ・トリプルゼロ物件で初期費用がどれくらい安くなるか ・トリプルゼロ物件の注意点 ・東京でトリプルゼロ物件はあるか?
について解説します。
トリプルゼロ物件を上手く活用して、引っ越しの費用を抑えるためにも、ぜひご参考ください。
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賃貸物件を借りるときにかかる初期費用
賃貸物件を借りるときは、契約時に「初期費用」と呼ばれる費用を支払います。 初期費用の相場は家賃の4~6ヶ月分で、一般的な項目と内訳は下記のとおりです。
初期費用の項目 | 相場 | 詳細 |
---|---|---|
敷金 | 家賃1~2ヶ月分 | 家賃滞納や原状回復のために、契約時に大家へ預けるお金。残金があれば、退去時に返金される。 |
礼金 | 家賃1~2ヶ月分 | 部屋を貸してくれることへの謝礼として、慣習的に大家に支払うお金。敷金と違い、退去時に返金されることはない。 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 | 入居する月の翌月分の家賃。 |
日割り家賃 | ー | 契約日から月末までの家賃を日割りで計算したお金。 |
仲介手数料 | 家賃0.55~1.1ヶ月分(消費税込) | 物件探しや契約のサポートに対する対価として不動産会社に支払うお金。 |
火災保険 | 1.5~2万円 | 火事や災害での損害に備えて保険会社に支払うお金。 |
保証会社利用料 | 家賃の50~100% | 保証人の代わりをしてくれる家賃保証会社に支払うお金。 |
鍵交換代 | 1.5~2万円 | 設置されている鍵を新しいものへ交換するための費用。 |
また、オプションとして下記のような費用が発生することもあります。
・消臭抗菌施工 ・管理消火器設置費用 ・24時間サポート
トリプルゼロ物件は敷金・礼金・仲介手数料が無料
トリプルゼロ物件とは、賃貸初期費用のうち下記3項目が無料になった物件です。
・敷金 ・礼金 ・仲介手数料
「仲介手数料」ではなく「前家賃」を無料にしたトリプルゼロ物件もあります。 近年、ワンルームなどひとり暮らし向けの部屋でトリプルゼロ物件は増えています。
増加の原因としては、主に下記の3点が挙げられています。
・人口減による供給過多で、競争が激化した ・ネットの普及により、物件の比較が容易になった ・家賃保証会社の登場により、敷金の必要性が低下した
トリプルゼロ物件だと初期費用が家賃3ヶ月分安くなる
トリプルゼロ物件で初期費用はどれくらい安くなるのでしょうか?
実際に計算してみましょう。
例えば、家賃が7万円であれば、賃貸の初期費用の合計額と内訳は以下のようになります。
初期費用の項目 | 金額 |
---|---|
敷金 | 7万円(家賃1ヶ月分) |
礼金 | 7万円(家賃1ヶ月分) |
仲介手数料 | 7.7万円(家賃1.1ヶ月分⦅消費税込み⦆) |
前家賃 | 7万円(家賃1ヶ月分) |
日割り家賃 | 3.5万円(月の中旬で契約した場合) |
火災保険 | 2万円 |
保証会社利用料 | 3.5万円(家賃の50%) |
鍵交換代 | 1.5万円 |
合計 | 39.2万円 |
家賃7万円の場合、初期費用の合計は39.2万円の計算となりました。
トリプルゼロ物件であれば「敷金」「礼金」「仲介手数料」が無料になるので、初期費用の合計額は下記のようになります。
32.9万円-7万円(敷金)-7万円(礼金)-7.7万円(仲介手数料)=17.5万円
トリプルゼロ物件だと、初期費用の合計額は17.5万円となりました。
通常の物件に比べて21.7万円を安く、家賃の3ヶ月分に近い金額を抑えられる計算です。
賃貸トリプルゼロ物件の注意点
初期費用を安く抑えられる賃貸トリプルゼロ物件ですが、お得に活用するためには注意すべき点もあります。
賃貸トリプルゼロ物件の注意点を4つお伝えします。
・初期費用は発生する ・退去時の費用も確認する ・違約金がかかる場合がある ・トータルの費用で計算する
初期費用は発生する
トリプルゼロ物件でも「敷金」「礼金」「仲介手数料」以外の初期費用は発生します。
初期費用のうちの下記の項目です。
・前家賃 ・日割り家賃 ・火災保険料 ・保証会社利用料 ・鍵交換費用
また物件によっては「消臭抗菌施工」「24時間安心サポート」などの費用を請求されることがあります。 安く抑えるためにも、不要なサービスはしっかり断ることが重要です。
退去時の費用も確認する
退去時の費用についても、確認しておく必要があります。
敷金が無料になっているかわりに、退去時にクリーニング代(5万円程度)を支払わないといけない物件が多いです。 また、原状回復の費用がクリーニング代を上回った場合、その費用も負担するのは敷金と同じです。
退去時の費用負担について契約書をよく確認し、納得したうえで契約しましょう。
違約金がかかる場合がある
短期で解約した場合、違約金がかかることがあります。定められた契約期間は6ヶ月~2年まで様々です。
「思ったより環境が悪かった」「転勤が決まった」など、急に引っ越すことになったときは、違約金を支払わないといけません。
また、解約予告期間についても注意が必要です。通常は1ヶ月間で定められていますが、トリプルゼロ物件では2ヶ月間で設定されていることが多いです。 退去の予告が遅れたときや、急に引っ越すことになったときは、1ヶ月分の家賃を余計に払わないといけないので注意しましょう。
トータルの費用で計算する
トリプルゼロ物件を検討するときは、入居から退去までのトータルの費用を計算しましょう。
計算すべき主な費用は下記のとおりです。
・賃貸の初期費用
・引っ越しにかかる費用
・家電家具の購入費
・月々の家賃、共益費
・退去にかかる費用
トリプルゼロ物件は相場に比べて高めの家賃が設定されていることが多いです。また、敷金がない分、退去時の費用も高くなることが多いです。
地域の家賃相場と比較して、お得に住める期間を把握しておきましょう。
東京でトリプルゼロ物件はある?
近年、増えてきているトリプルゼロ物件ですが、東京にトリプルゼロ物件はあるのでしょうか?
実際に検索してみたところ、大手ポータルサイトにて「東京都 23区 トリプルゼロ」で約6,700件がヒットしました。
さらに、下記の条件で絞り込んだところ、約2,600件がヒットしました。
家賃:8万円以内 間取り:ワンルーム~1DK 築年数:築20年以内
男性のひとり暮らしについては、豊富な物件から探せる状況ではないでしょうか?
さらに下記の条件で絞り込んだところ、約680件がヒットしました。
家賃:8万円以内 間取り:ワンルーム~1DLK 築年数:築10年以内 その他:オートロック、2階以上
女性のひとり暮らしに関してはまだ物件数が少なく、23区より広い地域も検討しないといけないかもしれません。
築年数5年以下も、新築の物件も多かったです。
トリプルゼロ物件はこれからも増加していくことが予想されます。
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まとめ
この記事の内容を簡単にまとめます。
〇賃貸の初期費用は家賃の4~6ヶ月分が相場
〇トリプルゼロ物件は、初期費用のうち「敷金」「礼金」「仲介手数料or前家賃」が無料
〇トリプルゼロ物件の注意点 ・初期費用は発生する ・退去時の費用負担について確認する ・短期の解約は違約金がかかる ・入居から退去までのトータルの費用で計算する
〇東京にトリプルゼロ物件は多くあり、これからも増えていくことが予想される
〇初期費用を抑えたいならsmooth
初期費用を安く抑えられるトリプルゼロ物件ですが、注意しないとトータルの費用が高くなってしまう可能性があります。
トリプルロゼロ物件を検討するときは、入居から退去までのトータルの費用を計算しましょう。
初期費用を抑えたいのであれば、分割払いもおすすめです。