初めて戸建・一軒家を借りるときの基礎知識|アパートやマンションとの賃貸初期費用の違いは?

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初期費用
初期費用
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アパートやマンションのように、一戸建ても賃貸物件があります。 最近は、一戸建て賃貸のニーズが高まってきていますが、集合住宅との違いはどこにあるのでしょうか?

また、一戸建ては家賃が高いというイメージがありますが、実際の初期費用はどのくらいなのでしょうか?

このような疑問について、一戸建ての初期費用の内訳戸建てを借りる時の注意点も踏まえて解説します。

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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一戸建て賃貸とは?

そもそも「戸建て賃貸」とは、賃貸契約ができる一戸建てを指し、「貸家」とも呼ばれます。

一戸建てはローンを組んで購入するイメージ。 「賃貸として借りることができるの?」と疑問に思う方もいるかと思いますが、実は賃貸物件として出されているものも多くあります。 コロナ禍ではリモートワークの広がりもあり、敷地面積が広く部屋数も多い「戸建て賃貸」に注目が集まっています。

一戸建て賃貸にかかる初期費用

お金

一戸建て賃貸でも、アパートやマンションの賃貸と同様に、契約時の初期費用がかかります。 どのくらいかかるのでしょうか?ひとつずつ解説します。

初期費用の内訳

・敷金

家賃の滞納があった場合や修繕費の担保、退去時の原状回復費などに充てるなど、予め預けておくお金のこと。退去時に原状回復など差し引かれた金額が返還されます。 相場は、家賃の1〜2ヶ月です。

ただし、ペット可物件の場合は家賃2〜3ヶ月分が相場となります。

・礼金

大家さんや管理会社に対してお礼として支払うお金です。敷金とは違い、こちらは返還されません。相場は、家賃の1ヶ月です。

・前家賃

入居する月の家賃を先に支払うお金です。 例えば、4月中旬に契約すると4月末までが日割り計算され、翌月の5月分は、家賃1ヶ月分を支払います。

・仲介手数料

賃貸契約時に仲介不動産会社に支払う手数料です。お部屋調べや内見の手続き、契約関連の手続きなどの働きに対する対価として支払う形になります。 相場は、家賃0.5カ月~1カ月分+消費税です。宅地建物取引業法で上限は、家賃1ヶ月分と規定されています。

・火災保険料

賃貸物件を借りる際に借主が加入する保険です。 対象は、建物と家財で2~3種類の保険を組み合わせるのが一般的です。

・鍵交換費用

防犯上の観点から新しい玄関の鍵を作る費用です。国土交通省のガイドラインでは「貸す側が負担することが妥当」との記載があり、交渉の余地はあります。相場は、10,000~20,000円です。

一戸建て賃貸の初期費用具体例

賃貸を契約する際の初期費用の相場は『家賃5〜6ヶ月分ほど』といわれてます。 例として、家賃10万円の一戸建てを契約する際にかかる初期費用は、以下の通りとなります。

項目金額(目安)
敷金100,000円
礼金100,000円
仲介手数料110,000円
前家賃100,000円
日割り家賃22,581円
火災保険料15,000円
鍵交換費用15,000円
保証委託料25,000円
合計512,581円

契約する家の条件により異なりますが、アパートなどに比べ初期費用が高額になる印象です。

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アパートやマンションとの費用の違いは?

お金

アパートやマンションなどの集合住宅と戸建ての物件では、必要となる費用に違いがあります。3つの違いをご紹介します。

・集合住宅よりも初期費用が高めになる

おなじ間取り・築年数のアパートやマンションに比べ、一戸建ては家賃が高い傾向にあります。

賃貸の初期費用は「家賃〇ヶ月分」と計算されるため、家賃が高くなるとその分、初期費用も高額になります。特に築年数の浅い一戸建てを借りる際は、多めに初期費用を用意しておく必要があるでしょう。

一方で築年数が古い物件や、駅から遠い物件であれば、家賃が割安になっているケースもみられます。

・セキュリティ対策に費用がかかる

マンションでは、オートロックや防犯カメラの設置などでセキュリティ面が強化されていることがほとんどですが、戸建ての場合は自分たちでセキュリティ対策を強化する必要があります。 このため、防犯やセキュリティに関する費用がかかってきます。

・庭付きタイプはメンテナンス費用がかかる

庭がある戸建て賃貸物件では、ガーデニングや家庭菜園を楽しむことができますが、定期的なメンテナンスが必要となる場合があります。

一戸建て賃貸の初期費用を抑える方法

現金と電卓

アパート・マンションに比べ高額になりがちな一戸建ての初期費用を抑えることはできるのでしょうか?具体的な方法をご紹介します。

・敷金・礼金を下げてもらう

大家さんとの交渉次第で下げてもらえる可能性もあります。特に空室期間が長い物件では、できるだけ早く入居してもらいたいはずです。最近では、敷金・礼金なしの物件もあります。

しかし、敷金や礼金がないお部屋は安くすることで入居者を募集しなければならない物件のため、何かしらデメリットがある可能性があります。

詳しく知りたい方はこちら ⇨敷金と礼金の違いは?敷金・礼金ゼロの物件ってどうなの?

・仲介手数料無料の物件を探す

大家さんと直接に賃貸借契約を結ぶ場合は、仲介手数料がかかりません。このような物件では、家賃1ヶ月分の初期費用を抑えることができます。

一方、仲介手数無料のみのお部屋に絞って部屋探しをすることにもデメリットがあります。 詳しく知りたい方はこちら ⇨賃貸不動産の仲介手数料って?料金を抑えるのは本当にお得なのか解説

・フリーレント物件を探す

フリーレントとは、家賃が一定期間無料の契約形態です。半月~3ヵ月など物件によって様々です。大家さんは、少しでも早く空室を埋めることを希望しており、長期的に見ると家賃収入の総額が高くなることを期待しているためです。

フリーレント物件を選ぶと初期費用を大きく抑えることができます。ただし、家賃が無料の期間であっても管理費や共益費がかかるケースが多いです。

フリーレント期間中に途中解約する場合は、違約金が発生する場合が多いので注意しましょう。

・引越し代を抑える

料金が比較的に安くなる閑散期に引っ越しするのも方法のひとつです。また、インターネットで一括見積もりをするなど、少しでも安い業者を選ぶことで初期費用を安く抑えることができます。

・家具・家電を安く購入する

フリマアプリやオークションを利用すると、家具・家電を安く手に入れることができる可能性があります。リサイクルショップで格安商品を見つけることができるケースもあります。

また、知り合いや友人が引っ越すときに譲ってもらえば無料で家具・家電を入手できることもあります。

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一戸建て賃貸のメリット

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戸建てを賃貸として借りる、貸し出す際の入居者側のメリット・大家さん側のメリットをそれぞれご紹介します。

入居者側のメリット

一戸建ての賃貸は、特に家族連れペットを連れている方多くのメリットがあります。

・騒音が気にならない

集合住宅ですと、どうしても上階や隣人の生活音などが気になりますが、一戸建て賃貸であれば、周囲の音が気にならないので快適に過ごすことができます。

・駐車場代がかからない

アパートやマンションの集合住宅では、駐車場使用契約をして毎月の駐車場代を支払う必要があります。しかし、戸建て賃貸の場合は、敷地内に止めれる可能性があり、家賃に含まれているところも多くあります。

・のびのびと快適に過ごせる

部屋数も多く広い空間で自由に過ごせるので、ストレスなく快適な住環境を実現することができます。

・庭付き物件もある

一軒家ですと、庭付きの物件もあります。家族で引っ越す場合には大きなメリットになるでしょう。 ガーデニングを楽しんだり、BBQをしたり、子供が遊ぶスペースにしたり、と集合住宅ではできないような使い方に夢が広がります。

・物件のルールが厳しくない

ゴミ出しやエントランスなどの共同住宅にあるようなルールがないため、厳しいルールに縛られないというメリットもあります。

・ペット可物件が多い

アパートやマンションなどの集合住宅ですと、ペット専用物件を選ばないとなりませんが、一軒家だとペットを可にしている物件が多いです。 特に古い一軒家ですと、交渉次第で可能になるケースもあります。

大家さん側のメリット

一戸建てを賃貸として借りることに馴染みがないと「戸建てを賃貸として貸し出す理由って・・・?」と少し不安に思う方もいらっしゃると思います。 賃貸として貸し出す大家さん側のメリットも見ておきましょう。

下記の理由から、戸建てを賃貸として貸し出す大家さんが増えています。

  • 更地に比べて相続税対策となる

  • 固定資産税や都市計画税等の税金かからない

  • マイホームを購入したが転勤になり、その間に家を貸したい

大家さんにもそれぞれ貸し出す理由があり、きちんとメリットもあります。 賃貸として貸し出している理由は、内見時に不動産会社に尋ねてみることで答えてくれるので、気になる方は聞いてみましょう。

戸建て賃貸を検討すべきケースとは?

・子育て世帯

子育て中のファミリー世帯では、部屋数も多くのびのびと生活ができるので、戸建て賃貸は最適の住環境となります。足音なども気にすることなく、子どもたちにとっても過ごしやすい環境となるでしょう。 物件によっては、「庭付き一戸建て」にローンを組むことなく住めます

一戸建ての多くは、駐車スペースが確保されているため、車を所有しているファミリー層に人気があります。

・生活時間帯が不規則

仕事の都合上、昼と夜の生活が逆転するようなケースでも、時間帯を気にせずに掃除や洗濯ができます。 他人の生活音が気にならないのはもちろんのこと、こちら側の生活音を気にする必要もなくなります。 特に戸建て賃貸は郊外にあることが多く、昼間でも自宅で静かに過ごすことができるでしょう。

・ペットと一緒に住みたい

戸建て賃貸でもペット可物件であれば、庭で遊ばせることもできます。マンションなどでよくある鳴き声に関する苦情も気にしなくて済みます。 ペットと一緒に住むために、戸建て賃貸を選択する方も多くいらっしゃいます。

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一戸建てを借りる時の注意点

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一戸建てを借りるときに注意する点をいくつかご紹介します。

・物件数が少ない

残念ながらアパートやマンションに比べて、一戸建ては賃貸物件が少ないのが特徴です。 物件数が少ないのに対し、一戸建てはファミリー層に人気のため、早く入居者が決まってしまいます。 すでに気に入った物件が見つかっている場合は、早めに決断することをおすすめします。

・築年数が古い物件が多い

築年数が古い物件が多くあるため、エアコンやトイレ、各種設備を内見時からしっかり確認しておく必要があります。 賃貸として貸し出しているので、もちろん最低限の生活はできる物件ではありますが、古い物件ですと老朽化している箇所もあるので理解した上で契約を決めましょう。

・個人のオーナーの場合、管理が行き届いていないケースがある

大家さんが自主管理しているケースもあり、修繕の対応が遅くなるなど、不便さを感じることがあります。また、管理費の支払いがない物件は、自分で修繕する必要があります。 こういった点については契約前に、不動産会社に確認しておくことでトラブルに繋がらずに済むでしょう。

・賃貸契約の初期費用が高額になりやすい

戸建て賃貸は、同じ間取りでも集合住宅に比べ家賃が高く初期費用も高額になりがちです。

特にペット可物件ですと、通常よりも多めに敷金を支払う必要があるため家賃1〜2ヶ月分ほど多めに用意しておく必要があります。

素敵な戸建て賃貸に初期費用のあと払いで賢くお引越ししよう

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これから子育てを始める夫婦や、犬や猫のペットとのびのび生活したい人にとって戸建て賃貸はとてもおすすめです。また、戸建ての購入を検討している人にとっても、戸建ての生活を体験できる点から、戸建て賃貸は魅力的です。

しかし、賃貸を契約する際の初期費用はどうしても高くなるため、支払いが難しいという方も居るでしょう。 そんな方におすすめなのが、初期費用あと払いサービス「smooth」。

「smooth」を使えば入居時の初期費用を0円でお引越しをすることができます。

賃貸契約にかかる初期費用の分割払いが可能

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上記のようなメリットがあり、6回までの分割は無料で利用することができます。

まとめ

本記事では、戸建て賃貸に関する初期費用やマンションなどの集合住宅との違い、借りる際の注意点などを詳しく解説しました。

戸建て賃貸では、セキュリティ対策などで費用がやや高くなる反面、快適で自由度が高い生活が実現できます。希望される方は、一度検討してみてはいかがでしょうか?

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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