引っ越しを検討している方なら、仲介手数料について、下記のような不安や悩みを持っているのではないでしょうか。
「仲介手数料って何?払いたくない・・・」
「仲介手数料が高すぎる」
賃貸の初期費用の中でも、「仲介手数料」は大きな割合を占めます。 もし仲介手数料を払わずに済むのであれば、引っ越しのハードルがかなり下がりますよね。
この記事では、上記のような悩みを持つ方に向けて賃貸の仲介手数料について詳しく解説します。
この記事を読むことで、仲介手数料や引っ越し全体にかかる費用を抑える方法がわかります。
お金の面で余裕を感じながら、新しい生活をはじめられるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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仲介手数料とは?上限額と現状について
ここでは仲介手数料について、3つの項目に分けて、くわしく解説します。 お伝えする内容は下記のとおりです。
仲介手数料とは?
仲介手数料を支払うタイミング
仲介手数料の上限額と現状
それぞれ解説します。
仲介手数料とは
仲介手数料とは、部屋探しをサポートしてくれた不動産会社に対価として支払うお金です。
通常、部屋探しをするときは不動産会社へ行き、
条件に合った物件の紹介してもらう
内見の準備、案内
入居審査や契約の事務作業
など、部屋探しに必要なサポートを不動産会社より受けます。
部屋を契約するときに、部屋探しのサポートへの対価として、不動産会社に支払うお金が「仲介手数料」なのです。
仲介手数料を支払うタイミング
仲介手数料の支払いは、入居審査に通ったあとが一般的なタイミングです。 礼金や敷金など、ほかの賃貸の初期費用と一緒にまとめて支払います。
1週間程度の期限を設定されて、貸主側から請求されるでしょう。
仲介手数料は契約が結ばれたときに、部屋探しのサポートへの報酬として支払われるお金です。 そのため、内見しただけで契約まで至らなかった場合、仲介手数料は発生しません。
仲介手数料の上限額と現状
仲介手数料は、宅地建物取引業法および国土交通省告示によって、「家賃の1.1か月分(消費税込み)まで」と上限が定められています。
また、不動産会社は貸主と借主に「0.55か月分(消費税込み)」を「請求できる」とされています。
しかし「承諾を得れば、片方に1.1か月分を請求できる」ので、現状としては借主が1.1か月分を払うことが一般的です。
これが「仲介手数料が高い」と感じる原因にもなっています。
↓仲介手数料の「ルール」や「相場」についてはコチラ 賃貸の仲介手数料とは?ルール・相場・計算方法について徹底解説 | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)
仲介手数料を払わない方法
ここでは、仲介手数料を払わずに契約する方法についてお伝えします。 お伝えする方法は下記のとおりです。
大家と直接契約する
管理会社と直接契約する
仲介手数料が無料の物件を選ぶ
仲介手数料の値下げ交渉をする
AD(広告料)付き物件で交渉する
大家と直接契約する
大家と直接契約すれば、仲介手数料を払う必要はありません。
仲介手数料は、貸主と借主の間に入ってサポートする業務に対して支払う報酬です。 大家と直接契約することで、仲介してサポートする業務が発生しないので、仲介手数料も発生しません。 しかし、大家によっては直接契約を嫌がることがあります。 大家の印象が悪いと、そもそも入居できなくなる可能性があるので、注意が必要です。
管理会社と直接契約する
仲介業者ではなく、管理会社と直接契約することで、仲介手数料を抑えられる可能性があります。 管理会社としても、大家からの管理料収入が見込めるので、仲介手数料を安くしてでも入居してもらうメリットが大きくなっているからです。 不動産会社が直接管理している「自社物件」についても、同様に仲介手数料を安くできる可能性があります。
仲介手数料が無料の物件を選ぶ
仲介手数料が無料の物件を選ぶことで、仲介手数料を払う必要がなくなります。 仲介手数料が無料の物件を探す方法は、下記のものがあります。
・ポータルサイトで「仲介手数料無料」で検索する ・「市町村名+仲介手数料無料」でネット検索する
仲介手数料が無料の物件は、人気がない物件のため、空室対策として仲介手数料を無料していることがあります。 駅からの距離が遠かったり、周りの環境が悪かったりする可能性があるので注意が必要です。
かならず内見を行ってから、契約するか判断しましょう。
仲介手数料が「無料なる仕組み」や「注意点」はコチラ →関連記事:賃貸の仲介手数料が無料(0円)になるからくりとは?デメリットはある? | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)
仲介手数料の値下げ交渉をする
仲介手数料について、値下げ交渉をもちかけることに問題ありません。 下記のポイントを意識して交渉を持ちかけてみましょう。
・1.1か月分の負担を了承しないと明確に伝える ・他社の見積もりを取る ・「すぐに入居する」など貸主のメリットを示す ・閑散期に交渉する ・空室期間が長い物件を交渉する・高圧的な態度は取らない
しかし、仲介手数料は不動産会社にとって重要な収入源なので、実際に交渉を成功させるのは難しいでしょう。 値下げ交渉にこだわり過ぎると、不動産会社や大家の印象を悪くしてしまうので注意が必要です。
後述しますが、引っ越しにかかる費用を抑えるには、仲介手数料にこだわらずいろいろな費用を抑えることが有効です。
AD(広告料)付き物件で値下げ交渉をする
AD(広告料)付きの物件を選んで、交渉することで仲介手数料の値下げ交渉に応じてもらえる可能性が上がります。
ADとは「advertisement(アドヴァタイズメント)」の略称で、空室対策として、大家が不動産会社に支払う広告料です。
ADは仲介手数料とは別に支払われる費用なので、不動産会社としても「仲介手数料を無料しても収益を得られる」というメリットがあります。
とはいえ入居希望者が「どの物件がAD付きなのか」を知る方法はありませんので、不動産会社に「AD付きの物件から紹介してほしい」と伝えてみましょう。
仲介手数料以外の費用を抑える方法
引っ越しにかかる費用には、仲介手数料以外にもさまざまな費用が発生します。 引っ越しにかかる費用を抑えるためには、仲介手数料にこだわらず、いろいろな費用を抑えていくことがおすすめです。
費用を抑える方法には、下記のようなものがあります。 ・引っ越し業者の費用を抑える ・フリーレント付きの物件を選ぶ ・賃貸の初期費用を抑える ・家賃の値下げ交渉をする ・賃貸の初期費用を分割払いする
引っ越し業者の費用を抑える
下記の方法により、引っ越し業者支払う引っ越し費用を安く抑えられます。
・複数の会社から見積もりを取る ・閑散期に引っ越しをする ・荷物を減らす ・自分で引っ越しをする
↓「引っ越し費用を抑える方法」や「よくある質問」についてはコチラ 関連記事:引っ越しって何にいくらお金がかかる?費用を抑えて引っ越す方法を紹介 | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)
フリーレント付きの物件を選ぶ
フリーレント付きの物件を選ぶことで、賃貸の初期費用を抑えられます。 フリーレントとは、一定期間の家賃が無料になる仕組みのことです。
家賃の値下げ交渉を持ちかけた際に、値下げの代わりにフリーレントを提案されることもあります。 一方でフリーレント付きの物件は下記のようなデメリットがあるので、注意が必要です。
・家賃やほかの費用が高く設定されている可能性がある ・人気のない物件の可能性がある
ご存知ない方は、下記の記事も参考にしてみてください。
フリーレントの「仕組み」「注意点」「交渉のコツ」はコチラ →関連記事:フリーレント物件にするための交渉術!注意点や交渉の仕方を徹底解説 | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)
賃貸の初期費用を抑える
下記のような賃貸の初期費用は、交渉で抑えられる可能性があります。
・敷金 ・礼金 ・クリーニング代 ・鍵の交換費用
↓初期費用を「交渉するコツ」や「タイミング」についてはコチラ 関連記事:賃貸の初期費用を下げる交渉のコツを伝授。初期費用分割ならスムーズ | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)
家賃の値下げ交渉をする
家賃は、交渉することで下げてもらえる可能性があります。
交渉するときは、
・周辺の相場を把握する ・高圧的な態度を取らない ・「すぐに入居する」など貸主のメリットを示す
など、交渉のコツやタイミングを抑えることが重要です。
貸主が家賃を下げることが難しい場合は、フリーレントをつけてもらえることがあります。 下記の記事も参考にしてみてください。
↓家賃の「交渉のコツ」や「心構え」についてはコチラ 関連記事:【賃貸】家賃を下げたい!交渉のコツと他の費用を抑える方法を解説します | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)
賃貸の初期費用を分割払いする
賃貸の初期費用を分割払いする方法もあります。
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まとめ
この記事では、仲介手数料を払わない方法や、他の費用を抑える方法について解説しました。
〇仲介手数料を払わない方法 ・大家と直接契約する ・管理会社と直接契約する ・仲介手数料無料の物件を契約する ・仲介手数料の値下げ交渉をする ・AD(広告料)付き物件で値下げ交渉をする
仲介手数料を抑えることはできますが、こだわりすぎると大家や不動産会社の印象を悪くしてしまいます。
仲介手数料以外の費用も抑えて、引っ越し全体にかかる費用を抑えていく方法がおすすめです。
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