フリーレント物件で違約金が発生するケースとは？リスクを知って賢く初期費用を抑えよう

フリーレントとは、一定期間の家賃が無料になる契約形態です。

引っ越しの初期費用を大幅に抑えられるので、気になっている方も多いのではないでしょうか？

お得に見えるフリーレント物件ですが、場合によっては違約金が発生してしまうので、注意が必要です。

この記事では、フリーレントを検討している方に向けて、違約金が発生するケースやフリーレント物件のメリット・デメリットを解説していきます。

記事の最後では、賃貸の初期費用を分割あと払いにできるサービス「smooth(スムーズ)」を紹介しています。

初期費用の負担を抑えて引っ越しができるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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フリーレントで違約金が発生するケースや理由

フリーレント物件では特定の期間内に解約した場合、違約金が発生することがあります。

フリーレント物件では一定期間の家賃が無料になる代わりに、契約期間と短期契約違約金が定められているのが一般的です。

たとえば、フリーレント期間1か月の物件では「入居1年以内の解約は家賃1か月分の違約金が発生する」といった条件が設けられることがよくあります。

貸主側としても、フリーレント期間1か月の物件に対して、6か月などの短期間で解約されては賃貸経営が成立しません。

入居者に家賃無料の期間を提供しつつ、賃貸経営のリスク管理として、契約期間と解約した場合の違約金を設定しているのです。

違約金の金額は「家賃×フリーレントの月数」で算出することが多いです。

そのため、フリーレント期間が長い物件ほど高額になる傾向があります。

フリーレント期間3か月の物件では、解約時に3か月分の家賃相当の違約金が発生する可能性があります。

契約した以上、契約期間内の解約では違約金を支払う義務が発生します。

フリーレント物件を契約する際は、違約金について担当者に確認してから契約するようにしましょう。

違約金に消費税はかかる？

フリーレントの違約金に消費税はかかりません。

中途解約に関する違約金について、国税庁の見解は下記のとおりです。

“この違約金は、賃貸人が賃借人から中途解約されたことに伴い生じる逸失利益を補填するために受け取るものですから、損害賠償金として課税の対象とはなりません。”

引用元：国税庁「No.6261 建物賃貸借契約の違約金など」

フリーレントの違約金は、消費税の対象要件の一つである「3.対価を得て行うもの」ではなく「逸失利益を補填するため」のものとなるので、消費税の課税対象にならないのです。

出典：国税庁「どんな取引が対象？」

違約金以外にもある！フリーレントのデメリット

フリーレント物件には、違約金以外にも注意すべき点があります。

違約金以外のフリーレント物件のデメリットとして、下記のものを解説します。

• 人気がない物件の可能性がある

• 家賃が高い可能性がある

• 選択肢が少なくなる

それぞれ解説します。

人気のない物件の可能性がある

フリーレントは空室対策として設定されていることが多いため、何かしらの理由で人気がない物件である可能性があります。

単に不便であるという理由ならまだしも、事故物件の可能性もあるので注意が必要です。

入居後の後悔を防ぐためにも実際に内見をして、周辺環境まで確認してから契約を判断しましょう。

家賃が高い可能性がある

一部のフリーレント物件では、相場よりも高い家賃が設定されていることがあります。

家賃の無料期間があっても、最終的に支払う額が通常よりも大きくなっては意味がありません。

フリーレント物件を選ぶ際は、周辺の相場も確認しておきましょう。

選択肢が少なくなる

近年、増加しているフリーレント物件ですが、公開されている賃貸物件の数に比べるとまだまだ少ないのが現状です。

初期費用を抑えるためにフリーレントにこだわり過ぎると、良い物件を見逃してしまう可能性もあります。

初期費用を抑えたい場合は、フリーレントにこだわり過ぎず、敷金・礼金なしの物件や仲介手数料が安い物件も検討してみましょう。

フリーレント物件のメリット

フリーレント物件のメリットとしては、下記のものがあります。

• 賃貸の初期費用を抑えられる

• 二重家賃の発生を防げる

• ゆとりある引っ越しができる

転職や異動など急な引っ越しの可能性がない人は、フリーレント物件に向いています。

不要な出費を防ぐためにも、フリーレントのメリットとデメリットをよく比較検討して慎重に判断しましょう。

フリーレント物件のメリット・デメリットの詳細はコチラの記事をご覧ください。

関連記事：フリーレント物件は1ヶ月間家賃が無料？メリットやデメリットとは | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)

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賃貸の初期費用は「家賃4～6か月分」が相場となっており、多くの人が負担に感じています。

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関連ページ：初期費用の分割払い・あと払いは【スムーズ】 (smooth.jp)

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まとめ

フリーレント物件の違約金やメリット・デメリットについて解説してきました。

フリーレント物件は、契約期間中に解約すると違約金が発生するので注意が必要です。

違約金などの不要な出費を発生させないためにも、メリット・デメリットを比較して慎重に検討しましょう。

「賃貸の初期費用が高過ぎる！」と悩んでいる方には「smooth(スムーズ)」の利用がオススメです。

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士