賃貸契約の礼金は返ってくる?基礎知識や初期費用の負担を減らす方法を解説!

礼金

「礼金って何?払う必要あるの?」 「礼金は退去するときに返ってくる?」

部屋探しをしていると、礼金について上記のような疑問や不満が湧いてきませんか?

結論から言うと、返ってくる可能性がある費用は「敷金」で、「礼金」が返ってくることはありません。

この記事では、「礼金の基礎知識」「賃貸の初期費用を安く抑える方法」を解説していきます。

初期費用に関する不安を解消し、初期費用を安く抑えて契約できるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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【賃貸】礼金とは?敷金とはどう違う?

疑問

礼金とは「家を貸してくれたお礼」として、慣習的に大家に支払うお金です。

賃貸の空室が不足していた社会的背景を理由として、大正時代頃からはじまったと言われています。

礼金の相場は、家賃の1~2か月分です。

敷金と違い、退去時に返還されることはありません。

地域によって礼金がないこともありますが、「敷引き」「保証金」などの名目で礼金と同じくらいのお金がかかることがあります。

敷金とは?返ってくる可能性アリ!

礼金と同様に、よく聞く賃貸の初期費用として「敷金」があります。

敷金は、下記の事態に備えて貸主に預けておくお金です。

  • 借主が家賃を滞納したときの補填

  • 退去時の原状回復費用

敷金の相場は家賃の1~2か月分です。

退去するときに、原状回復に必要な費用が敷金から支払われ、残ったお金があれば借主に返還されます。

原状回復とは、退去するときに「部屋を元の状態に戻す」ことで、借主は退去時に部屋の原状回復をしてから明け渡す義務があります。

ただし、完全に元の状態に戻す必要はなく、通常の使用範囲や経年劣化で発生した傷や汚れについては、借主が原状回復を行う義務はありません。

「原状回復義務の範囲」についての詳細はコチラ。

関連記事:賃貸物件の退去費用の相場は?高額請求されやすいポイントや防ぐ方法を紹介 | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)

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なぜこんなに高い?初期費用の内訳

初期費用

「賃貸の初期費用」とは、賃貸契約を結ぶときに必要になる費用の総称です。

「家賃の4~6か月分」が賃貸の初期費用の相場となっています。

たとえば、家賃が8万円の物件であれば、初期費用は40万円程度かかることになります。

想定外の出費を避け、納得して賃貸契約を結ぶためにも、賃貸の初期費用の内訳と相場を把握しておきましょう。

初期費用の項目や相場は下記のとおりです。

初期費用の項目相場詳細
敷金家賃1~2か月分家賃滞納や原状回復のために、契約時に大家へ預けるお金。 残金があれば、退去時に返金される。
礼金家賃1~2か月分部屋を貸してくれることへの謝礼として、慣習的に大家に支払うお金。 敷金と違い、退去時に返金されることはない。
前家賃家賃1か月分入居する月の翌月分の家賃。
日割り家賃契約日から月末までの家賃を日割りで計算したお金。
仲介手数料家賃0.55~1.1か月分(消費税込)部屋探しや契約のサポートに対する対価として、不動産会社に支払うお金。
火災保険1.5~2万円火事や災害での損害に備えて、保険会社に支払うお金。
保険会社利用代家賃の50~100%保証人の代わりをしてくれる家賃保証会社に支払うお金。
鍵交換代1.5~2万円設置されている鍵を新しいものへ交換するための費用。
クリーニング代3~5万円入居前に清掃業者による室内のクリーニングを行う費用。
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【賃貸】初期費用を安く抑える方法

不動産 女性 相談

賃貸の初期費用は「家賃の4~6か月分」が相場となっており、引っ越しにかかる費用の中でも大きな割合を占めています。

ここでは、賃貸の初期費用を安く抑える方法として、下記の3つを解説します。

  • 敷金、礼金がない物件を選ぶ

  • 仲介手数料が半額か無料の物件を選ぶ

  • UR賃貸住宅を選ぶ

それぞれ解説していきます。

敷金・礼金がない物件を選ぶ

敷金とは「原状回復や家賃滞納時に備えて預けておくお金」で、礼金とは「部屋を貸してくれたお礼として大家に謝礼として支払うお金」のことです。

「敷金・礼金なし」の物件を選ぶことで、初期費用を安く抑えられます。

敷金・礼金なしの物件は下記の方法で探しましょう。

  • ポータルサイトで「敷金ナシ」「礼金なし」で絞り込み検索をする

  • 不動産会社に直接相談する

一見、お得に思える「敷金・礼金なし」の物件ですが、下記のような注意点があるので、契約する際は慎重に判断しましょう。

  • 人気のない物件かもしれない

  • 家賃が高く設定されているかもしれない

↓「敷金・礼金なしの物件」の注意点などはコチラ。

関連記事:敷金礼金なしのゼロゼロ物件とは?初期費用が安いのは危険ではないの?メリットやデメリット | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)

仲介手数料が半額か無料の物件を選ぶ

仲介手数料とは、部屋探しのサポートへの報酬として、不動産会社に支払うお金です。

はじめから仲介手数料が「半額or無料」の物件を選ぶ狙うことで、初期費用を抑えられます。

「仲介手数料が半額」「仲介手数料ナシ!」とアピールしているポータルサイトや不動産会社で物件を探してみましょう。

空室対策として仲介料が安くなっている物件は「人気のない物件である」などデメリットが考えられます。契約する際は慎重に判断しましょう。

UR賃貸住宅を選ぶ

UR賃貸住宅とは、独立行政法人都市再生機構(愛称:UR都市機構)が管理・運営している賃貸住宅です。

UR賃貸住宅では、賃貸の初期費用のうち、下記の項目が不要となっています。

  • 礼金

  • 仲介手数料

  • 保証会社利用料

これらの項目が不要なので、UR賃貸住宅では、初期費用を大きく抑えられるのです。

初期費用以外にも、UR賃貸住宅には下記のようなメリットもあります。

  • お得なプランがある

  • 更新料がかからない

  • 原状回復の負担区分が明確

築年数が古い物件も多いですが、リフォーム・リノベーションを積極的に行っているため、内装がキレイな物件が多いです。

一人暮らしや同棲でも、UR賃貸住宅は検討してみる価値はあります。

UR賃貸住宅のメリットや注意点はコチラ。

関連記事:UR賃貸住宅とは?お得なメリットと選ぶ際の注意点を解説します | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)

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smoothを活用して初期費用の負担を抑えて部屋探し!

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賃貸の初期費用は「家賃の4~6か月分」が相場となっており、引っ越しに必要な費用の中でも大きな割合を占めています。

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まとめ

礼金や賃貸の初期費用について、詳しく解説してきました。

賃貸初期費用の内訳や相場を良く把握して、不要な出費を避け、納得して賃貸契約を結びましょう。

「賃貸の初期費用が高すぎる!」と感じているのであれば、smoothの活用がオススメです。

smoothは「6回払いなら金利手数料0円」で賃貸の初期費用を分割あと払いにできるので、お金の面で余裕が生まれます。

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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