引越しをすることになったものの、初期費用の30万円が高いのか安いのかよくわからない、という方も多いでしょう。
初期費用の30万円は高すぎる額ではありません。しかし、もっと安くしようと努力すれば、もっとコストを抑えることが可能なのです。
今回は、初期費用の内訳や実際の物件を例にしながら、より安く引越しする方法を紹介しています。
ぜひ物件選びの参考にしてください。
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初期費用の内訳
家賃を6万円と設定すると、一般的な初期費用の内訳は以下のようになります。
項目 | 金額(目安) |
---|---|
敷金 | 60,000円 |
礼金 | 60,000円 |
仲介手数料 | 66,000円 |
前家賃 | 60,000円 |
日割り家賃 | 13,548円 |
火災保険料 | 15,000円 |
鍵交換費用 | 15,000円 |
保証委託料 | 25,000円 |
合計 | 319,548円 |
ほかにもクリーニング費用や事務手数料がかかるケースもあります。仲介手数料は不動産会社によっても異なるため、物件を検索する時点で確認しておきましょう。
一人暮らしの初期費用は上限が30万円
初期費用30万円は決して安い額ではありません。しかしながら、住みたいエリアによっては妥当な金額でもあります。
実際に都内の一人暮らし用の賃貸物件を見ても、高すぎる設定ではありません。
たとえば、以下の物件Aは実際に検索サイトで調べたアパートですが、築浅、駅近な点を見てもなかなか好条件です。
【物件A】 ・東京23区内 ・築6年 ・間取り1K ・最寄り駅徒歩5分
項目 | 費用 |
---|---|
敷金(1か月) | 5.9万円 |
礼金(1か月) | 5.9万円 |
管理費・共益費 | 0.5万円 |
前家賃 | 5.9万円 |
仲介手数料 | 6.49万円 |
保証会社 賃料の50% | 2.95万円 |
合計 | 27.64万円 |
初期費用30万円は、東京23区内、利便性などを考えると許容範囲と言えるでしょう。
一方で、30万円を上限にしたいのも事実ですよね。初期費用は安いに越したことはありません。
どうすれば初期費用を安くできるでしょうか。
目指せ30万円以下!初期費用を安く抑える方法
初期費用を安く抑えるために、家賃を下げるのが第一の選択肢です。しかしそれだけでは不十分。
さらに出費を制限するためには、以下の条件で検索し直すのがベストです。
・フリーレント ・敷金ゼロ ・礼金ゼロ ・仲介手数料ゼロ
特にフリーレントは前家賃1か月~3か月分が無料となるまたとないチャンス!賃貸物件サイトのキーワード検索欄に「フリーレント」と入れてみましょう。
敷金・礼金は検索条件でフィルターを掛けられますが、仲介手数料は手入力で絞り込みをかけるしかありません。
初期費用を抑えられる実例
借主に有利な条件をうまく組み合わせれば、初期費用は3分の1程度に抑えられるケースもあります。
【物件B】 ・東京23区内 ・家賃5.4万円 ・間取り1K ・築1年 ・最寄り駅徒歩3分 ・フリーレント3か月分
項目 | 費用 |
---|---|
敷金 | 0円 |
礼金 | 0円 |
管理費・共益費 | 0.3千円 |
前家賃 | 0円 |
保証会社 賃料の60% | 3.24万円 |
入居契約料 | 4.59万円 |
消毒代 | 1.65万円 |
事務手数料 | 0.22万円 |
合計 | 10万円 |
この物件では初期費用の合計はたった10万円でした。フリーレントや敷金・礼金ゼロの条件が合えば、驚くほど初期費用が安くなります。
初期費用の払い過ぎに注意
いくら理想的な物件だとしても、家計に負担が出るほど初期費用を払い込むのは避けた方がいいでしょう。
初期費用と引越し代で銀行口座がほぼ空になってしまうようでは、次の給料日まで生活が立ち行かなくなる可能性があります。
引越すタイミングにもよりますが、初期費用とクレジットカードの引き落とし日が重なると、さらに手痛い出費となります。
引越しを検討するのであれば、必ず次の給料日までの生活費を残しておきましょう。
対策としては、
・引っ越し後の生活に余裕ができるまで貯金に励む ・初期費用をなるべく抑える
この2点を徹底することです。
転職などでやむを得ず引越す場合は、わかった時点で節約生活にシフトしましょう。貯金残高と引越し時期を見誤らないようにすれば、後の生活が楽になるはずです。
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まとめ
初期費用の30万円は一人暮らしには妥当な額です。しかし検索方法を変えたり、情報を集めることで、似た物件でも2倍以上は安く抑えられます。
特にフリーレント物件は真っ先に探しましょう。無理をした初期費用の払い過ぎは、その後の新生活を圧迫します。
スムーズの活用も視野に入れ、賢く快適な引越しを検討してくださいね。