フリーレント物件にするための交渉術!注意点や交渉の仕方を徹底解説

ルール

期間限定で家賃がタダになる「フリーレント物件」。

引っ越し費用を抑えたいと思っている人にはありがたい条件でしょう。

しかし、なぜ数万円〜数十万円かかる家賃がゼロ円になるか、疑問に思いますよね。

そこで本記事では、フリーレント物件の仕組み、契約する際の注意点、交渉の仕方を紹介します。

「家賃がタダになるなんて、何か裏があるはず!」

「フリーレント物件ってなに?」

と疑問に思っている方は、ぜひ参考にして下さい。

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

家賃がタダになるフリーレント物件のカラクリを紹介

家賃 

まずはフリーレント物件についてを紹介します。

お得になる仕組みが理解できると安心して利用できるでしょう。

フリーレント物件とは

フリーレント物件とは、期間限定で家賃がかからない物件を指します。

入居してから一定期間の家賃が不要なので、初期費用を抑える事ができます。

期間は、2週間〜6ヶ月など物件によって異なりますが、多くの場合1ヶ月となっています。

期間限定で家賃をタダにできる理由

借主だけではなく、大家さんにとっても都合が良いからです。

物件が空室状態だと、その期間は収入が得られません。

賃貸経営に関わる事なので空室期間は出来るだけ短くしたいという思いがあります。

フリーレントという条件にするだけで入居のハードルが下がり、空室のお部屋を埋める事ができるのなら大家さんにとってメリットとなります。

フリーレント物件を契約する際の注意点

引っ越し

フリーレント物件には注意すべき点もあります。

契約期間がある

フリーレント物件は、契約期間を決められている事が多くあります。

契約の期間が満了するまでに退去する場合は「短期解約違約金」という違約金を支払うことに。

契約期間がある理由は、半年や1年など短期間で退去されると大家さんの負担が大きくなってしまうためです。

空室になればその分収入がなくなりますし、退去した後はクリーニング代金がかかり、次の入居者探しもしなければいけません。

そのため、長い期間入居してくれる人に住んでもらえるよう期間を決めています。

家賃が相場よりも高く設定されている事がある

フリーレント物件では、家賃は相場よりも高く設定されていることがあります。

家賃が一定期間タダになるためお得と感じやすいですが、実際にはその分家賃を上げている事があります。

周辺の似たような物件と家賃を比較し、確認しておくことが大切です。

家賃が高く設定されている場合は、長く住むほど支払う総額が割高になり損をすることがありますので注意しましょう。

共益費や管理費など家賃以外の費用は発生する

フリーレント物件は家賃以外の費用は発生します。

家賃の他に共益費や管理費などがある場合は、その分の費用は発生しますので「お金が全くかからない」と間違わないように注意しましょう。

また、初期費用の支払いに悩んでいる場合は「スムーズ」の利用がおすすめです。

高額になりがちな初期費用を、現金で分割払いすることが可能になります。

フリーレントにしてもらうことは可能?交渉する際の3つのコツ

家賃

フリーレント物件ではなくても、交渉次第ではフリーレントを付けてもらう事ができます。

交渉時のコツを3つ紹介します。

  • 時期は閑散期

  • タイミングは契約直前

  • 交渉しやすい物件を選ぶ

フリーレントが無い物件でもお得になる可能性がありますよ。

おすすめな時期は閑散期

フリーレントをつけてもらうには、不動産の閑散期である6月〜8月が狙い目です。

繁忙期ですと、入学や転勤のため、人の動きが多くなるので特典を付けなくても入居が決まりやすいですが、閑散期ではお部屋探しをする人自体が少ないため空室が埋まりにくい状況です。

そのため閑散期に交渉をする事で成功率は上がります。

タイミングは契約の直前「入居する意思がある」ことを伝える

フリーレントの交渉のタイミングは、契約の直前がおすすめです。

契約の直前に交渉するということは「このお部屋に入居したいです」という意思を大家さんに伝えることができます。

ここに住みたいという強い思いを伝える事ができると、フリーレントの交渉に応じてもらえる可能性が高まります。

大家さんにとっては空室をそのままにしておくよりも、フリーレントを付ける事で入居者を確保できる方がメリットとなるためです。

また、物件を比較している段階でフリーレントの交渉をしても、親身になって相談を聞いてもらえない可能性があります。

フリーレントを付けていいかは、不動産会社が大家さんに確認しなければいけません。

住む可能性が低い物件にフリーレントを付けれるかの確認はしずらいので、いつ交渉するかのタイミングは大切です。

交渉しやすい物件選ぶ

フリーレントを付けたい場合は、どんな物件かも重要です。

以下のような物件は人気の少ない事があるため狙い目の物件です。

  • 長い期間空室になっている

  • 交通の便が悪い

  • 築年数が古い

一方で、新築であったり交通のアクセス良い物件は、人気である可能性が高いので交渉に応じてもらえないことが多いです。

まとめ

フリーレント物件について、仕組み、注意点、交渉のコツを紹介しました。

期間限定で家賃がタダになるフリーレント物件ですが、お得になるメリットだけではなく注意すべき点もありました。

フリーレント物件を契約する際は以下の点について注意しましょう。

  • 契約期間がある

  • 家賃が高く設定されている事がある

  • 共益費や管理費など家賃以外の費用は発生する

また、フリーレントが付いていない物件でも交渉次第ではフリーレントを付けてもらう事ができます。

交渉の際は、時期、交渉のタイミング、狙い目の物件であるか、に注意しましょう。

何もしないよりは、これらの方法を実践することで成功率を上げる事ができますよ。

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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