一般的に賃貸物件の家賃は「前払い」となっています。 そのため3月に支払う家賃は4月1日〜月末までの家賃ということになります。
また、一部の物件では稀に後払い制になっている物件もあります。
入居中はほとんど気になりませんが、新たに物件を借りる際や退去準備をしている方は出費が重ならないか不安になるでしょう。
そこで、この記事では家賃の前払い・後払い制度の違いと家賃の支払い時期をずらしたい場合の対処法を解説します。
記事の後半では賃貸の初期費用を分割あと払いにできるサービス「smooth(スムーズ)」を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
家賃は「前払い」が基本!「後払い」のケースとは
基本的に、大手不動産会社で契約する物件の家賃は以下のように「前払い」と決まっています。
不動産会社名 | 制度 | 支払うタイミング |
---|---|---|
レオパレス | 前払い制 | 前月27日または月末までに翌月分を支払う |
大東建託 | 前払い制 | 前月27日または月末までに翌月分を支払う |
エイブル | 前払い制 | 前月27日に翌月分を支払う |
UR賃貸住宅 | 前払い制 | 前月25日または月末までに翌月分を支払う |
前月25日頃〜月末までに引き落とし日が設けられていることが一般的です。
一方で、非常に稀ではありますが後払いのケースもあります。 不動産会社を介さず大家と直接契約する場合や、地方の中小不動産会社で取り扱っている物件などは後払いの可能性もゼロではありません。
民法では後払いが原則
家賃は基本的に前払いとお伝えしましたが、実は「民法六百十四条」では以下の通りに示されています。
賃料は、動産、建物及び宅地については毎月末に、その他の土地については毎年末に、支払わなければならない。ただし、収穫の季節があるものについては、その季節の後に遅滞なく支払わなければならない。
つまり民法では後払いが基本とされています。しかし一般的な賃貸契約の場合、契約書が優先され前払い方式が採用されているのが実情です。
引用元:民法|e-GOV法令検索
前払いは退去時が楽!後払いは新居の支払いと重なる可能性大
大きな違いは支払いのタイミングです。 家賃の前払い方式は、契約時の初期費用が高額になりやすいという特徴があります。 その分退去月には家賃の支払いが発生しないため新たに契約する物件の家賃と支払いが重なりにくいのが利点といえるでしょう。
一方、後払いは初期費用の出費は抑えらますが退去月も支払いが発生するため、新居の家賃が前払いの場合家賃の支払いが重なってしまう可能性が高くなります。
項目 | 前払い | 後払い |
---|---|---|
支払いタイミング | 初回は契約時、入居中は翌月分を支払う | 毎月月末に当月分家賃を支払う |
入居者の負担 | 初期費用が高額になる | 初期費用が抑えられる |
滞納のリスク | 後払いに比べて低い | 滞納や未払いが発生しやすい |
入居中に「前払い」「後払い」を確認する方法
入居中の物件で今月支払う家賃が何月分の家賃なのかわからなくなった場合は、契約書を確認してみましょう。
契約時に受け取っている賃貸借契約書には内容が明記されています。 「当月分家賃を前月◯日までに」と記載がある場合は前払い、「当月分家賃を当月◯日までに」と記載されている場合は後払いの契約になります。
家賃を後払いにする方法は?
家賃の支払いが前払いと決まっている場合、交渉等で後払いにしてもらうことは難しいでしょう。
貸主側は、複数の物件を管理していることが多いため、個別の希望に応じて対応してもらえるケースは少ないです。
もし家賃を後払いにしたい場合は、あらかじめ「後払い」の物件を探すかクレジットカードでの支払いに対応している物件を選ぶと良いでしょう。
初期費用を後払いにしたいならsmooth!
賃貸物件の初期費用は、敷金礼金、仲介手数料や前家賃を含めると「家賃4〜6ヶ月分」となります。 家賃7万円の物件の場合28〜42万円ほどの初期費用を支払う計算です。
初期費用が高すぎて引っ越しを躊躇している方におすすめしたいのが、賃貸初期費用のあと払いサービス「smooth(スムーズ)」です。
smoothを活用すると、大きな負担となる初期費用を一時的に立て替えてもらえます。 立て替えてもらった金額は、翌月以降から分割で支払っていくので負担が一気に軽くなります。
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関連ページ:初期費用分割すると好きなものを我慢しなくてもいい!
まとめ
賃貸物件の家賃は「前払い」が一般的で、借主の希望で「後払い」に変更することはできません。 また非常に稀ではありますが、一部後払いに対応している物件もあります。 それぞれの支払い方法には以下のような特徴があります。
項目 | 前払い | 後払い |
---|---|---|
支払いタイミング | 初回は契約時、入居中は翌月分を支払う | 毎月月末に当月分家賃を支払う |
入居者の負担 | 初期費用が高額になる | 初期費用が抑えられる |
滞納のリスク | 後払いに比べて低い | 滞納や未払いが発生しやすい |
さらにクレジットカードで家賃を支払うことで時期をズラせる可能性もあります。 家賃の支払いにカードを利用できるかは各不動産会社に確認してみましょう。
初期費用の分割あと払いは「smooth」にお任せください。 ぜひ新生活へのサポートとしてお気軽にご相談ください。