賃貸の仲介手数料とは?相場と計算方法、負担を抑えるポイントも徹底解説

不動産会社

賃貸物件を探していると目にする「仲介手数料」。 何に対して支払う費用なのか疑問を持つ方も多いでしょう。

引越しには数十万円〜百万円の費用が必要になるため、少しでも費用を抑えたいと思いますよね。

この記事では、引越しを検討している方向けて賃貸の仲介手数料の基礎知識初期費用の負担を抑える方法について解説します。

記事の最後では、賃貸の初期費用を分割あと払いにできるサービス「smooth(スムーズ)」について詳しく紹介しています。

引越しにかかる費用の負担を賢く抑えて、理想の新生活を手に入れましょう。

author-image
監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

記事内LINEバナー_b2_ボタン付き

賃貸初期費用の仲介手数料とは?

現金と電卓

仲介手数料とは、お部屋を仲介してくれた不動産会社に対価として支払う手数料のことです。

賃貸物件を借りる際、不動産会社は大家との間に入り以下のようなサポートを行ってくれます。

  • 希望に沿った物件の紹介

  • 内見案内

  • 契約条件の交渉

  • 賃貸借契約締結

  • 重要事項説明

上記のようなサポートの対価として、契約時に仲介手数料を支払います。

仲介手数料は、契約が成立したときに発生する成功報酬なので「物件の紹介のみ」や「内見のみ」など契約が成立しなかった場合は支払う必要はありません。

記事内LINEバナー_b4_ボタン付き

仲介手数料は法律により1.1か月分が上限になっている

注意点

仲介手数料は、宅地建物取引業法および国土交通省告示によって「家賃1.1か月分」が上限と定められています。

(報酬)

第四十六条 宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買、交換又は貸借の代理又は媒介に関して受けることのできる報酬の額は、国土交通大臣の定めるところによる。  宅地建物取引業者は、前項の額をこえて報酬を受けてはならない。  国土交通大臣は、第一項の報酬の額を定めたときは、これを告示しなければならない。  宅地建物取引業者は、その事務所ごとに、公衆の見やすい場所に、第一項の規定により国土交通大臣が定めた報酬の額を掲示しなければならない。

【引用:昭和二十七年法律第百七十六号 宅地建物取引業法|第四十六条

第四 貸借の媒介に関する報酬の額 宅地建物取引業者が宅地又は建物の貸借の媒介に関して依頼者の双方から受けることのできる報酬の額(当該媒介に係る消費税等相当額を含む。以下この規定において同じ。)の合計額は、当該宅地又は建物の借賃(当該貸借に係る消費税等相当額を含まないものとし、当該媒介が使用貸借に係るものである場合においては、当該宅地又は建物の通常の借賃をいう。以下同じ。)の一月分の一・一倍に相当する金額以内とする。 この場合において、居住の用に供する建物の賃貸借の媒介に関して依頼者の一方から受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるに当たつて当該依頼者の承諾を得ている場合を除き、借賃の一月分の〇・五五倍に相当する金額以内とする。

引用:国土交通省告示|宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額・第四

仲介手数料は、借主の承諾がある場合を除き「貸主」と「借主」双方から家賃半月分以内を受け取るのが原則とされています。

しかし実際は、借主が1.1か月分を負担することが一般的になっています。 主な要因として、不動産会社は貸主に仲介手数料を請求しづらく、できれば借主に1.1か月分をまとめて払ってほしいと考えていることが挙げられるでしょう。

賃貸の仲介手数料の相場

仲介手数料

国土交通省の「住宅市場調査報告書」を見てみると、仲介手数料があった世帯は42.1%、仲介手数料の月数は「1ヶ月ちょうど」が 70.3%でした。 仲介手数料は10%の消費税がかかりますので、「家賃1.1か月分」が請求されます。 法律で定められている上限ちょうどの金額で請求している不動産会社が多いことがわかります。

一方で物件によっては、仲介手数料0.55か月分や無料の場合もあります。 大家が仲介手数料の半額を負担している場合、借主は0.55か月分の負担となります。 また、不動産会社が所有している物件を契約する場合、仲介手数料は発生しません。

初期費用を安く抑えたい場合は、仲介手数料が半額や無料になっている物件を探してみるのも良いでしょう。 その際は、デメリットも理解した上で検討することをおすすめします。

関連記事:賃貸の仲介手数料無料のデメリットは?仕組みとお得な方法をお伝えします。

出典:令和5年度住宅市場動向調査報告書(6.民間賃貸住宅に関する結果,(5) 仲介手数料,p.293)|国土交通省

仲介手数料の計算方法

仲介手数料が「家賃1.1か月分」だった場合、以下のような金額になります。

・家賃5万円の物件を借りる場合の仲介手数料5万円×1.1=55,000円

仲介手数料が「家賃0.55ヶ月分」だった場合は、以下のような金額になります。

・家賃5万円の物件を借りる場合の仲介手数料5万円×0.55=27,500円

家賃ごとの仲介手数料を一覧でまとめましたので、ご参考にしてください。

家賃仲介手数料0.55ヶ月分の例仲介手数料1.1ヶ月分の例
50,000円27,500円55,000円
60,000円33,000円66,000円
70,000円38,500円77,000円
80,000円44,000円88,000円
90,000円49,500円99,000円
100,000円55,000円110,000円
110,000円60,500円121,000円
120,000円66,000円132,000円
130,000円71,500円143,000円
140,000円77,000円154,000円
150,000円82,500円165,000円

※消費税10%で計算

仲介手数料の計算には管理費等は含まれず、賃料のみで計算されるので覚えておきましょう。

記事内LINEバナー_b2_ボタン付き

仲介手数料は交渉で安くできる?

悩む女性

実際のところ、交渉での値下げはあまり期待できません。 不動産会社は仲介手数料を安くすると、利益が減ってしまうため積極的に交渉に応じてくれる会社は少ないでしょう。

交渉で仲介手数料を安くしてもらうよりも、「エイブル」や「mini mini」など最初から仲介手数料が安く設定されている不動産会社でお部屋探しをしてみるのもひとつの方法です。

ただし、手数料が安く設定されている不動産でお部屋探しをすると選べる物件が限られてしまうので留意しておきましょう。

記事内LINEバナー_b2_ボタン付き

賃貸の初期費用を安く抑えるポイント

賃貸物件を借りるときに必要な初期費用は、仲介手数料だけではありません。

引越しにかかる費用を安く抑えたいなら、仲介手数料以外の節約も検討してみましょう。

ここでは仲介手数料を値下げする以外で初期費用を抑える方法を紹介します。

  • 1〜3月を避けて引っ越す

  • 敷金、礼金なしの物件を探す

  • フリーレント物件を探す

それぞれ説明していきます。

1〜3月を避けて引っ越す

一般的に、1〜3月は就職や進学、転勤が重なり引越しが多い時期です。 不動産業界や引越し業界は、繁忙期と呼ばれ一年の中で最も忙しい時期。

引越し需要が高まるため、引越し料金が他の時期に比べて1.5〜2倍以上になることもあります。

賃貸物件も1〜3月の繁忙期を避けると、賃料が値引きされたり、礼金が割引されることがあるため、初期費用を抑えて安く引っ越せる可能性が高くなります。

敷金、礼金なしの物件を探す

近年、敷金や礼金が0円の物件も増えてきています。 

敷金や礼金は、家賃1ヶ月分請求されることが多いため、これらが0円の物件を見つけられれば、安く引越しできます。

しかし敷金や礼金が無料になっている物件は、条件が悪かったり、不人気で入居者が集まらないなどの理由が隠れている可能性があるため、内見でしっかり確認しましょう。

フリーレント物件を探す

フリーレントとは、一定期間家賃が無料になるサービスのことです

1か月〜3か月ほど家賃が無料になるケースが多く、フリーレント付き物件に入居すると前家賃が発生しないため初期費用が大幅に抑えられます。

物件数が少ないため、選択肢が限られてしまいますがお得に引っ越したい方はぜひフリーレント付き物件を探してみましょう。

関連記事:【フリーレント】期間限定家賃無料!デメリットや注意点はある?

仲介手数料などの初期費用は分割払いが可能!

default

「仲介手数料無料」や「仲介手数料半額」といったサービスを利用しても、初期費用は20〜60万円ほどかかることが一般的です。 そのため手元にまとまったお金がないと、引っ越しを諦めてしまいますよね。

しかし「smooth(スムーズ)」を利用すると、負担の大きな賃貸初期費用を、分割払いで支払うことが可能です

6回払いなら手数料が無料で利用できるため、トータルのお支払い額が増えることもありません。

サービス内容

「一括で支払うのは無理…」という方におすすめなのがsmooth。 smoothを活用して支払いを分割すると、負担がかなり抑えられます。

初期費用分割例

LINEの友達追加で簡単に登録できるので、気になる人はチェックしてみてください。

記事内LINEバナー_b4_ボタン付き

【Fさん・20代前半】大きなメリットを感じつつもデメリットがない

口コミ感想レビューFさん20代前半

Fさん(20代前半)はオフィスの移転に伴い、職場の近くに引っ越す際にsmoothを利用しました。

手元にお金が残るから安心感がある」「大きなメリットを感じつつもデメリットはないと感じた」「引っ越しに対するフォローがあり、対応が丁寧だった」と嬉しいお声を頂いています。

関連ページ:お金に余裕をもって、安心しながら環境を変える引越しを | 株式会社スムーズ (smooth.jp)

smoothは累計の登録者数240,000人を突破しました!

「レスポンスがはやかった」 「分割払いにすると好きなものを我慢しなくてもいい!」 「憧れのエリアに住めた」

など、実際にsmoothを利用した方からの口コミやレビューはコチラをご覧ください。 関連ページ:サービス利用者の声 | 株式会社スムーズ (smooth.jp)

記事内LINEバナー_b2_ボタン付き

まとめ

仲介手数料とは、不動産会社へサービスの対価として支払う手数料のことで、上限は家賃1.1ヶ月分と定められています。

不動産会社への交渉で仲介手数料を安くしてもらうことは、あまり期待できません。

仲介手数料を安く抑えたい場合は、手数料が安く設定されている不動産会社でお部屋探しをするのもひとつの方法です。

「初期費用が負担で引越しできない」という方は、分割あと払いサービス「smooth(スムーズ)」を利用してみてはいかがでしょうか?

prop_1
他サイトにはない非公開物件をスムーズで探そう!
prop_1

author-image
監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

まずは分割払いの審査を
無料で受けてみよう!

LINEアプリが開きます