一人暮らしをはじめるときや同棲をきっかけに引っ越しを考えているが、引っ越しにどのくらいの初期費用が必要なのか分からない…。
そんな方も多いのではないでしょうか。
ざっくりこのくらいかな?というイメージはあるかもしれませんが、具体的な費用が知りたいですよね。
そこで、この記事では引っ越しに必要な初期費用や初期費用を抑えるコツなどを詳しく解説していきたいと思います。
引っ越しの初期費用が分からず不安な方はぜひ参考にしてみてください。
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引っ越しに必要な初期費用を計算すると家賃5か月分以上!?
引っ越しに必要な初期費用はすべて含めると家賃の5か月分以上になることがほとんどです。
あくまでこれは相場なので、もっと高くなることもあれば、逆にもう少し安くできる可能性もあります。
まずはどのような費用がかかるのか詳しく見ていきましょう。
【相場】賃貸契約に必要な費用
賃貸契約に必要な費用は、いわゆる敷金や礼金などの賃貸物件を契約するときに支払う費用になります。
賃貸物件によって金額は変動しますが、目安は家賃の5倍程度と見ておきましょう。
「高すぎる!」と思った方も多いでしょうが、これが現実です。
実際に初期費用がどのようになっているのか内訳を解説していきます。
■敷金・礼金(しききん・れいきん)
敷金・礼金という言葉はよく耳にするのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
敷金とは物件を借りるための保証金のことで、部屋を傷つけたときや家賃が払えなくなったときの費用に充てられます。
部屋をキレイに使っていれば、退去時に戻ってくる可能性があります。
対して、礼金とは大家さん・オーナーさんへの謝礼金であるため、戻ってくることがありません。
敷金も礼金もどちらも相場は家賃の1か月~2か月分になります。
■仲介手数料(ちゅうかいてすうりょう)
仲介手数料とは賃貸物件を紹介してくれた不動産会社へ支払う費用になります。
賃貸物件を探すとき、ほとんど不動産会社が間に入るため必ず発生する費用と思っておきましょう。
宅地建物取引業法によって上限額が定められており、家賃の0.5か月~1か月分+消費税が相場となります。
■前家賃・日割り家賃(まえやちん・ひわりやちん)
前家賃とは、入居する月の翌月分の家賃のこと。
日割り家賃とは、月の途中で入居した時に入居日からその月の月末までの家賃を日割りにした家賃のことを指します。
例えば、3月15日に入居した場合 3月15日〜3月31日までの日割り家賃と、4月分の家賃を一括で不動産会社へ支払うことが一般的です。
■火災保険料
賃貸物件の場合、火災や水漏れ、地震などに備えた火災保険料も加入が必須になります。
一般的な火災保険料は2年契約で1万~2万円程度が相場となります。
上記以外にも「鍵の交換費用」「保証料」など、賃貸物件を契約するには数多くの費用が発生するものです。
先ほどもお伝えしたように、物件や不動産会社によって金額はさまざまですが、家賃の5倍程度はかかると見ておきましょう。
【相場】引越しに必要な費用
荷物が少ない場合は、自分の車やレンタカーなどで荷物を運ぶことも可能ですが、ほとんどの場合は引越し業者に依頼することになりますよね。
引越し費用は、荷物の量・距離・時期などで大きく金額が変動しますが、一人暮らしなら3万円~7万円、同棲カップルなら5万円~10万円が相場となります。
引越しは費用の幅が広いので、早めに見積りをもらって検討するようにしましょう。
一人暮らしで荷物が少なければ、単身プランなどで費用を抑えるようにしてみてください。
【相場】家具・家電に必要な費用
新しい生活にはもちろん家具・家電が必要ですよね。
冷蔵庫に洗濯機にテレビなど、家電は値段も高く、家具と併せると一人暮らしでも20万円近くはかかるでしょう。
これに生活用品などが加わるとさらに費用は高くなってしまいます。
家具・家電の費用を安くするなら、フリマアプリやアウトレットで購入することをおすすめします。
【一人暮らし】引っ越し初期費用シミュレーション|家賃6万円の場合
一般的な一人暮らし生活をはじめるときのシミュレーションになります。
家賃6万円となれば地方だとキレイで広めの物件に住むことが可能です。
東京23区の場合は、築年数が古かったり駅から遠かったりなどが予想されます。
項目 | 初期費用(相場) |
---|---|
敷金 | 60,000円 |
礼金 | 60,000円 |
仲介手数料 | 66,000円 |
前家賃 | 60,000円 |
日割り家賃(半月分) | 30,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
鍵交換費用 | 15,000円 |
保証委託料 | 25,000円 |
引越し費用 | 50,000円 |
家具・家電 | 100,000円 |
合計 | 481,000円 |
【同棲】引っ越し初期費用シミュレーション|家賃8万円の場合
同棲カップルの引っ越し初期費用シミュレーションになります。
二人暮らしになるので、引越し費用や家具・家電費用が高くなることが予想されます。
項目 | 初期費用(相場) |
---|---|
敷金 | 80,000円 |
礼金 | 80,000円 |
仲介手数料 | 88,000円 |
前家賃 | 80,000円 |
日割り家賃(半月分) | 40,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
鍵交換費用 | 15,000円 |
保証委託料 | 25,000円 |
引越し費用 | 70,000円 |
家具・家電 | 150,000円 |
合計 | 643,000円 |
引越し費用を抑える3つのコツ
シミュレーションを見てもらうと分かるように、初期費用の中でも引越し費用と家具・家電費用が高くなります。
家具・家電は人によってさまざまな部分もあるので、今回は引越し費用を抑えるコツをお伝えしたいと思います。
ではさっそく見てきましょう。
移動距離を短くする
1つ目の方法は移動距離を短くすることです。
なぜなら引越しは距離が長くなればなるほど費用が高くなっていきます。
基準となるのは200㎞で、200㎞を超えると費用が跳ね上がってくる可能性があるので注意が必要です。
勤務先の都合などもあるかと思いますが、なるべく距離が短くなるように物件を探してみてください。
繁忙期を避ける
2つ目の方法は繁忙期を避けることです。
一般的に引越し業者の繁忙期は、依頼の集中する3月・4月と言われています。
そのため、5月~2月の間を狙って引越し準備を進めるようにしましょう。
繁忙期になるだけで3万円以上も費用に差がでることがあるので、早めに見積りをもらって検討するようにしてください。
休日を避けて平日にする
3つ目の方法は休日を避けて依頼することです。
休日ではなく平日に引っ越すことで少し費用を抑えることができます。
ただし、そこまで大きな差があるわけではないので、出来ればという感覚で問題ありません。
引っ越し時の賃貸初期費用を抑える3つのコツ
トータルの初期費用を抑えるには引越し費用を抑えることも大事ですが、やはり賃貸物件の初期費用を抑えることが重要です。
そこで、賃貸物件の初期費用を抑えるコツをお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーレント物件を探す
初期費用を抑えるならフリーレント物件を探すのもひとつでしょう。
フリーレント物件とは、一定期間の家賃が無料になる物件のことで、その期間は物件によって異なります。
日割り家賃が無料になるケースもあれば、1か月分~3か月分の家賃が無料になるケースもあるので、初期費用を抑えたい方にとってはありがたいサービスと言えます。
しかし、フリーレント物件は中々入居者が決まらないときに行われることが多く、条件は良くない可能性もあるので注意しましょう。
関連記事⇨【フリーレント】期間限定家賃無料!デメリットや注意点はある?
大家さん・オーナーさんに交渉する
もう1つの方法は大家さんやオーナーさんに直接交渉することです。
交渉することで家賃が少し安くなったり礼金がなくなったりすることがあるので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
しかし、近年はもともと相場の金額で設定されていることがほとんどなので、交渉が成立しても良くて5000円程度だと思っておきましょう。
また、交渉する時期も大切で、引越しが多くなる春ではなく、夏ごろに交渉するようにしましょう。
入居日を月末に近づける
最後にご紹介する方法は、入居日を月末に近づけることで前家賃を抑える方法です。
仮に『家賃80,000円+共益費4,000円』のお部屋を借りる時の前家賃を比較してみました。
3月5日入居の場合 84,000円÷31日×27日分=73,100円
3月30日入居の場合 84,000円÷31日×2日分=5,419円
3月5日に入居する場合と3月30日に入居する場合では、単純に67,600円ほど初期費用に差が出ます。 引っ越しにかかる初期費用を少しでも抑えたいなら、入居日を月末近くにすることも一つの方法です。
ただし、不動産会社によっても異なる場合がありますので、初期費用の見積もり時に「月末と月初入居でいくら違うか?」確認しておいた方が良いでしょう。
ゼロゼロ物件を選ぶ
賃貸借契約の初期費用には、「敷金」と「礼金」が含まれますが、最近では敷金と礼金がかからない「ゼロゼロ物件」が増えてきています。
敷金と礼金は家賃の1か月分かかることが多く、家賃6万円なら敷金と礼金だけで12万円の費用になります。
初期費用の中でも大きな比重を占める費用なので、敷金と礼金がゼロになればかなりの初期費用削減が期待できるでしょう。
ただし、ゼロゼロ物件は人気のない物件や、敷金と礼金の代わりに家賃が高く設定されていることもあるので注意が必要です。
仲介手数料が安い不動産会社を選ぶ
仲介手数料の相場は家賃の1.1か月分ですが、中には「半額」や「無料」の不動産会社があります。
不動産会社が物件の所有者である自社物件の場合や、大家さんに直接請求している場合に仲介手数料が無料になるケースがあるので、初期費用を抑えたい方にはおすすめです。
しかし、敷金・礼金ゼロゼロ物件と同様、中には空室続きで人気のない物件の可能性もあるので、内見などは入念に行いましょう。
短期滞在の場合は家具・家電付き物件を選ぶ
新生活が始まるタイミングで、家具・家電を購入したり新調したりすることもあるはずです。
しかし、家具や家電は最低限のものだけを購入しても高額になるケースが多く、引っ越しの際に大きな負担となります。
そのため、単身赴任や在学中の一人暮らしなどの短期滞在なら家具・家電付き物件がおすすめ。
家具・家電付き物件なら、生活に必要な物はすべて揃っているため購入する必要がなく、荷物の量が減るので引っ越し費用も安くなる可能性があります。
長期滞在や同棲には向いていませんが、初期費用を抑えるならおすすめの方法といえるでしょう。
初期費用が払えないならローンも検討
初期費用が高額で払えない場合は、ローンを検討するのもひとつです。
賃貸の初期不要で利用できるローンには、「フリーローン」と「カードローン」の大きく
2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
フリーローン最大のメリットは、金利が低く返済が苦しくなりにくいところ。
また、追加で借入する場合は再度審査が必要になるため、ついつい借り過ぎてしまう心配もなく、返済計画を立てやすいのも大きなメリットといえます。
一方で、カードローンに比べて審査に時間がかかってしまうのがデメリットです。
平均で審査に1週間程度はかかるので、今すぐお金を借りたいという方にはおすすめできません。
カードローンは、借入限度額の範囲内であれば、何度でもお金を借りることができます。
そのため、賃貸初期費用以外に、家具・家電の購入費用を借りたい時などにも便利です。
フリーローンとカードローンはそれぞれに特徴があるので、メリット・デメリットを把握した上で利用を検討しましょう。
引っ越しの初期費用は分割できる?
ここまで引越しに必要な初期費用についてお伝えしてきましたが、正直高いと思った方も多いでしょう。
中には「こんなに高い初期費用は用意できない」「初期費用が払えない」という方もいるのではないでしょうか。
次からは、引っ越しの初期費用を分割で支払う方法について解説していきます。
クレジットカードで分割は可能?
分割での支払いを考えた時、1番最初に思い浮かぶのは「クレジットカードでの分割払い」ではないでしょうか。
確かに、クレジットカードで支払いをすると「ポイントも貯まるしお得」に感じられます。
引っ越し業社へ支払う引っ越し費用を、クレジットカードで支払うことは可能ですが、不動産会社ではクレジットカード非対応のところも多く見受けられます。 そのため賃貸契約の初期費用を分割にする場合、物件が限られてしまう場合があります。
さらに、クレジットカードで分割払いをすると2回払いまでは金利・手数料が無料ですが3回以上となると12〜15%の手数料がかかるので注意が必要です。
引っ越し時の賃貸初期費用を分割するなら「smooth」がおすすめ!
そこで賃貸の初期費用を分割するなら、「smooth(スムーズ)」がおすすめです。
smoothなら賃貸契約時の初期費用を0円で入居することが可能で、分割も6回払いまでなら手数料・金利が一切かかりません。
賃貸初期費用の支払いイメージ
引っ越しには、引っ越し費用と賃貸契約の初期費用がありますが、賃貸契約の初期費用を分割にすることでトータルの負担をグッと軽くすることができます。
引っ越しの際の初期費用でお悩みの方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
「smooth」の特徴
「smooth(スムーズ)」には、3つの特徴があります。
無利子で分割払いができる
物件の選択肢が少なくならない
物件情報をLINEで紹介してもらえる
無利子で分割払いができる
smoothでは6ヵ月の分割であれば、無利子(手数料無料)で分割払いが可能です。 カードローンや消費者金融を利用した場合にかかる利子がないため、支払う総額は一括支払いの場合と同じ金額になります。 スムーズの利用料金も無料。負担金額はそのままで、分割あと払いを行うことができます。
物件の選択肢が少なくならない
smoothを利用することでお部屋の選択肢が少なくなることはありません。 基本的にどこの不動産会社さんも保持している物件の情報は同じです。 また、物件の中には「取り扱い元の不動産会社しかご紹介できない物件」と、「他の不動産会社でもご紹介できる物件」があります。 smoothを利用される場合、取り扱い元の不動産会社のみの物件はご紹介できない場合があります。
気になる物件をすでに見つけている場合は、smoothの利用時に提示してみてくださいね。
物件情報をLINEで紹介してもらえる
smoothはLINEのやり取りで、希望の条件に合った物件情報を紹介してもらうこともできます。 スマホを使って手軽に物件情報を確認できるので、仕事や家事で忙しい方でも無理なく物件の選定が可能です。
初期費用を分割払いにするメリット
初期費用を分割払いにすると、以下のようなメリットがあります。
一時的な大きい支出を抑えることができる
家賃6万円のお部屋に引っ越すには、トータルで48万円ほどが必要になると前述しました。 このケースで賃貸の初期費用を分割払いにすると、引っ越し費用と家具家電購入費の15万円を用意すれば引っ越しすることができます。
通常大きな支出となる引っ越しの初期費用を抑えることができるので、なかなか引っ越し費用が貯まらないという方でも引っ越しが可能になるでしょう。
少し先の収入も含めて引っ越しを検討できる
初期費用を分割あと払いにすることで、少し先の収入も含めて引っ越しを検討することができます。 いま手元にある資金だけではなく、近日中の収入やボーナスなども入れて引っ越しの初期費用を支払うことができるのは嬉しいですね。
手元にお金を残したまま引っ越しできる
初期費用を分割払いにすることで、手元にお金を残したまま引っ越しが可能になります。
手元にお金を残しておくと、新生活を始めてからの思わぬ出費にも対応できるため安心して引っ越すことができるでしょう。
初期費用を理由に引っ越しを諦めることがない
「一人暮らしを始めたい」 「同棲を始めたい」 「通勤・通学に便利な場所に引っ越したい」 こんな希望があっても、引っ越しの時の初期費用がネックで引っ越せない方も多いでしょう。 しかし、初期費用の分割払いを利用すると自分のタイミングで好きなお部屋に引っ越すことが可能になります。
引っ越しはどれくらい前から準備が必要?
これから引っ越しを考えている方は、具体的にどれくらい前から準備が必要かご存知でしょうか? 引っ越しの準備期間は平均1ヶ月と言われていますが、具体的な流れを確認しておきましょう。
まずは物件探しから
あまり準備が早すぎても、気にいった物件を長い期間抑えることはできません。 引っ越す日程が決まっている方は、1ヶ月半〜2ヶ月前を目安に物件を探し始めましょう。
引っ越し準備
引っ越しの1ヶ月前には、業社へ見積もりを依頼したり不用品を処分しておきましょう。
賃貸初期費用・引っ越し費用の支払い
賃貸初期費用は、入居日の2〜3週間ほど前に不動産会社へ支払いを行います。
引っ越し費用は、通常引っ越し当日に現金またはクレジットカードで引っ越し業社へ直接支払います。
どちらの費用も高額となるため、余裕を持って早めに用意をしておく必要があるでしょう。
準備期間は平均で1ヶ月
気にいった物件が見つかってから引っ越すまで、1ヶ月ほどかかることが多いようです。
物件を探し始めるのは、2ヶ月ほど前から行動している方が多く、やはり引っ越しには期間を要するため早めの行動が必要となります。
まとめ
この記事の内容を最後にまとめておきましょう。
引っ越しをするには多くの初期費用がかかり、相場は家賃の5か月分~7か月分。
安く引っ越すための6つのコツは
移動距離を短くする
繁忙期を避ける
休日を避けて平日にする
フリーレント物件を探す
大家さん・オーナーさんに交渉する
入居日を月末に近づける
上記をご紹介しました。
初期費用を抑える方法はいくつかありますが、中には初期費用を抑えることが難しいという場合や、一括での支払いが厳しいという方もいらっしゃるでしょう。
そんな時は、賃貸契約時の初期費用を分割あと払いにする方法を検討してみてはいかがでしょうか。
また、引っ越しには1か月〜2か月ほどの準備期間が必要となるため、早めに行動することで余裕を持って新居へ引っ越すことができるでしょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。