礼金の意味や交渉方法、初期費用が払えないときの対処法まで徹底解説!

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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引っ越しの際に大きな壁となるのが初期費用で、家賃4〜6ヶ月分の金額を用意しなければいけないと言われています。

初期費用の項目は多岐に渡るためそれぞれの費用の意味がよくわからない方も多いのではないでしょうか?

この記事では礼金にフォーカスを当て、何のお金なのか、払わないで済む方法などを解説していきます。

礼金は大家への謝礼金

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そもそも礼金とは、大家さんに「家を貸してくれてありがとう。」という意味で大正時代ごろに支払われていたお金です。当時は関東大震災などで、多くの家屋が倒壊、火災などに見舞われ住む環境が少なく、空き部屋が不足していました。

その時代の慣習が今でも残り、支払っているお金が礼金です。今では貸物件が余っている状況のため、成り立ちだけ見ると極めておかしい費用です。

新築物件や好立地、好条件の物件であれば、「私に優先的に貸してくれてありがとう」という意味で支払っても問題はないかと思います。しかし、長い間空室が続く物件などは、どの立場で支払いをしているのかよくわからないお金になりますね。

礼金は返金されない

礼金は返ってきません。先述の通り、礼金はお礼のお金のため敷金とは扱いが異なります。 また、礼金に関しては、法律で定義されているものでもありません。そのため、返還義務も支払い義務も定額も決まっていないため、金額の設定は大家さんと仲介会社によって設定されていることが多いです。

礼金はいつ払う?

礼金も、敷金と同様に契約時に支払うことになります。

しかし礼金ゼロ物件では、礼金の代わりに退去時にクリーニング代を請求されることもあるので注意が必要です。 礼金がないからと言って油断せず、契約内容はしっかり確認するようにしましょう。

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礼金の相場

疑問

礼金の相場は、家賃の1~2か月分です。 国土交通省の調査では、下記のような調査結果が出ています。

  • 「礼金があった」という世帯は全体の45.9%

  • 礼金は家賃の「1か月ちょうど」の金額だった世帯が全体の72.1%

出典:国土交通省住宅局|令和3年度住宅市場動向調査報告書(6.民間賃貸住宅に関する結果,227) 敷金礼金に関してはどちらもゼロの物件(ゼロゼロ物件)などもありますが、家賃が一般相場より少し高く設定されている場合もあります。

初期費用の金額ばかりに気を取られて引っ越してしまうと、長い目で見たときに損してしまう可能性もあります。 近隣の相場なども確認した上で計画的に物件選びを進行しましょう。 単身赴任などで短期間しか住まない場合は、ゼロゼロ物件の方がお得に引っ越せる場合もあるため、自分の未来も顧みつつ最終的な損益を計算する必要があります。

礼金を払いたくない!交渉はできる?

初期費用

敷金とは違い、返ってくることのない「礼金」に対して不満を持っている方も多いはずです。実際に、礼金の交渉は可能です。ただし、仲介手数料などとは違い、礼金の交渉は賃貸物件のオーナさんや大家さんに直接交渉することになります。

そのため、不動産会社に間に入ってもらうのがベストなのですが、その際に不動産会社と大家さんの取引様態を確認してみてください。

取引様態が「媒介」であれば、不動産会社と大家さんが直接契約しています。それに対し、取引様態が「仲介」であれば、物件の紹介はできるけど直接契約している状態ではありません。交渉をうまく進めるには取引様態が「媒介」であることが重要です。

礼金の交渉がしやすい物件の特徴

礼金の交渉がしやすい物件の特徴は下記になります。

・礼金が相場よりも高い ・条件が良くない ・空室期間が長い

礼金の交渉が成立しやすい物件は、基本的に条件が悪かったり空室期間が長かったりと何かと理由がある物件です。 そのため、交渉する際は「礼金を減額、もしくは0円なら即決します」などの入居の意思を伝えるようにしましょう。

一点、交渉で注意が必要なのは時期です。 3月~4月や9月~10月あたりは、異動者や新生活を始めるなど、入居希望者が多くなります。交渉する際はなるべく繁忙期を避けた夏ごろを目安に行いましょう。

礼金なし物件の基礎知識と注意点

注意

礼金を払いたくない場合、はじめから礼金なしの物件を選ぶ方法があります。

礼金なし物件について、下記のことを解説します。

  • 礼金なしの理由

  • 礼金なし物件の探し方

  • 礼金なし物件の注意点

それぞれ解説します。

礼金なしの理由

礼金なし物件が存在する理由としては、下記の2点が挙げられます。

  • 人口減少による賃貸物件の供給過多

  • 物件ごとの事情

現在は賃貸物件が増え、人口が減少している影響から、賃貸物件は供給過多の状況にあり、「部屋を貸してくれたお礼」としての意味が薄れています。

物件の競争率を上げ、空室を防ぐために、礼金をなしにしている物件があるのです。

また、下記のような物件自体の事情により、空室の解消や予防のために、礼金なしとしているケースもあります。

  • 空室期間が長い

  • 空室のまま閑散期になった

  • 空室を予防したい大家の判断

礼金なし物件の探し方

礼金なし物件は下記の方法で探せます。

  • ポータルサイトで絞り込み検索をする

  • UR賃愛住宅を利用する

ポータルサイトでは、さまざまな不動産会社が数多くの物件を掲載しており、「礼金なし」の条件で絞り込み検索をすれば、お手軽に礼金なしの物件を探せます。

UR賃貸住宅であれば、礼金不要で契約可能です。

礼金不要の他にも、下記のようなメリットもあります。

  • 初期費用が安い(敷金や仲介手数料も不要)

  • 家賃が安くなるお得なプランが多い

  • 更新料がかからない

  • 原状回復の負担区分が明確

収入や資格の要件が民間の賃貸住宅に比べて厳しい傾向にあるので、募集条件をよく確認してから申し込みましょう。

礼金なし物件の注意点

一見、お得に思える礼金なし物件ですが、下記のような注意点もあります。

  • 相場より家賃が高く設定されている可能性がある

  • 不便な物件の可能性がある

  • 短期解約違約金が設定されている

  • 他の項目で費用を請求されている可能性がある

  • 選べる物件数が少なくなる

礼金なし物件を検討する際は、よく内見をして、契約書や特約の内容を確認してから、慎重に判断しましょう。

賃貸物件の初期費用が払えないときの対処法

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賃貸物件の初期費用は家賃の5倍程度と言われ、結構高いものです。 そのため、「初期費用が払えない」「そんな大金用意できない」という方も多いでしょう。

初期費用を払えないときの対処法について、下記のものを解説します。

  • クレジットカード

  • フリーレント物件を探す

それぞれ解説します。

クレジットカード

こちらは不動産会社との相談になりますが、家賃が安く初期費用がそこまで高くない場合はクレジットカードでの支払いが可能なケースがあります。 通常は3~6回払いになるので、後払いにしたい方にはありがたいですね。

しかし、クレジットカードでの支払いは金利手数料が発生するので、最終的に支払う初期費用の総額は高くなることを頭に入れておきましょう。

フリーレント物件を探す

初期費用を抑えたいならフリーレント物件を探すのもひとつです。 フリーレントとは、一定期間の家賃が無料になる契約形態のことを言います。

一般的に、家賃1か月分が無料になるケースが多く、中には3か月分無料といった物件も存在します。 家賃分の費用がなくなるだけで初期費用は大きく変わるので、初期費用を抑えたい方におすすめです。

お得に感じるフリーレント物件ですが、下記のような注意点もあります。

  • 家賃が相場より高く設定されている可能性がある

  • 短期解約違約金が設定される可能性がある

  • 事故物件の可能性がある

フリーレント物件を選ぶ際は、周辺の相場や部屋の状況をよく確認して、慎重に検討しましょう。

フリーレント物件のメリットやデメリットの詳細はコチラも参考にしてください。

関連記事:フリーレント物件とは?無料の理由やメリット、意外な落とし穴を徹底解説 | 初期費用分割のスムーズ (smooth.jp)

初期費用を分割払いにするなら「smooth」がオススメ!

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「賃貸物件の初期費用が高くて払えない!」そのような方も多いでしょう。初期費用は何も一括で払う必要はなく、クレジットカードやローンなどで分割にする方法はさまざまです。

しかし、多くの場合は金利手数料が発生し、本来よりも多くの金額を支払う必要があることを頭に入れておきましょう。 契約時にまとまったお金を用意する必要がないことはメリットですが、少し損をした気持ちになりますよね。

そこで、オススメなのが初期費用を分割後払いできるサービス「smooth(スムーズ)」です。

smoothは6回払いまでなら金利手数料が0と一切かからず、負担なく賃貸物件の契約をできます。 賃貸の初期費用に困っている方は、この機会にご利用してみてはいかがでしょうか。

smoothの「特徴」や「利用の流れ」はコチラをご覧ください。 関連ページ:初期費用の分割払い・あと払いは【スムーズ】 (smooth.jp)

【利用者の声】手元にお金が残るから安心(Fさん・20代前半)

Fさん 利用者の声

オフィスの移転に伴い、smoothを利用して職場の近くに引っ越しをしたFさん(20代前半)より感想をいただきました。

「手元にお金が残るから安心」 「大きなメリットを感じるけど、デメリットはなかった」 「安心して環境を変えられた」

など、smoothを利用した感想をいただいています。

smoothでお気に入りの街と部屋を見つけたFさんの感想をぜひご覧ください。 関連ページ:サービス利用者の声 | 株式会社スムーズ (smooth.jp)

smoothは累計の登録者数160,000人を達成しました!

「レスポンスがはやかった」 「分割払いにすると好きなものを我慢しなくてもいい!」 「憧れのエリアに住めた」

など、実際にsmoothを利用した方からの感想を参考にして、smoothを活用しましょう! 

まとめ

この記事では礼金とは何なのか、その成り立ちを含めてお伝えしてきました。慣習という意味が強い費用ではあります。 法律で定められているわけでもなく、返還義務もないため、慎重に確認が必要です。

しかし、新たな生活をしていく上で付き合っていく大家さんや仲介会社との関係性の部分では、しっかりと支払うべき費用でしょう。 もちろん引っ越しの初期費用を削減していく意味を含めると、かなり大きなお金が動くタイミングです。 節約できそうなのであれば無理のない範囲で交渉し、安く引っ越しを進行しましょう。

「賃貸の初期費用が高い」と感じているのであれば、smoothの利用がオススメです。

smoothは「6回払いなら金利手数料が0円」で賃貸の初期費用を分割あと払いにできるサービスです。

お金の面で余裕が生まれるので、新しい部屋での生活を安心してはじめられます。

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高嶋允瑛

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