「鍵交換ってしなければいけないの?」
「鍵交換代金はいくらくらいだろう・・・」
など、賃貸物件を借りるときの初期費用に含まれる鍵交換代金がよくわからないと悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
入居時の鍵交換は防犯性が高まり、新生活を安心してスタートできるメリットがあります。
本記事では、鍵交換代金が必要な理由や、種類別の鍵交換代金の相場などを紹介します。
鍵を無くしたときの対処法も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
そもそも鍵交換代って何?鍵交換代が必要な理由
鍵交換代が必要な理由や、交換のタイミングを紹介します。
賃貸物件の鍵交換とは
鍵交換とは鍵とシリンダーを取り替える作業のことで、取り替え作業へ支払う代金が「鍵交換代金」です。
鍵交換代金には作業代と部品代が含まれ、交換の費用は「賃貸人(大家さん)が負担することが妥当」と国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(P.21)」に記載されています。
しかし、「妥当」と記載されている場合、大家さんが必ず負担する必要はありません。
そのため、多くの賃貸物件では入居者の負担になることが多い傾向にあります。
賃貸物件を契約するときは、鍵交換代金がどちらの負担になっているかしっかり確認しましょう。
また、住み始めてから故意に壊した場合や自己都合で交換する場合は入居者負担、経年劣化による故障は大家さんが負担するようになります。
鍵交換が必要な理由
鍵交換をする理由は「防犯面」のためです。
前の入居者の鍵を回収した場合でも、管理会社が把握していないスペアキーを作っている可能性もあります。
また、クリーニング業者や前の入居者以外の人がスペアキーを作成している場合もあるため、鍵交換をしなければ、部屋に侵入できる人がいても不思議ではありません。
とくに女性の一人暮らしは、入居するときに必ず鍵交換をするほうが安心できるでしょう。
鍵交換のタイミング
鍵交換をするタイミングは「退去時」または「入居時」です。
退去するタイミングは、前に住んでいた人が退去してから鍵が交換されるため、次に入居する人は、いつ交換されたのか、本当に鍵交換が実施されたのかわかりません。
賃貸契約時に鍵交換がすでにされている場合は、契約前に鍵交換がされている証拠をメールや文面に残しておくようにしましょう。
なぜなら、大家さん側が鍵交換をしておらず、住居に侵入・窃盗された場合、鍵交換代金や損害賠償を請求できる可能性もあるためです。
一方で、入居するタイミングなら鍵交換に立ち会える可能性もあるため、不動産会社や管理会社に相談してみましょう。
鍵交換代金の相場は鍵の種類によって異なる
鍵交換代金の相場は約1~2万円ですが、鍵の種類によって大きく異なります。
昔から使用されているピンシリンダーキーやディスクシリンダーキーは安価ですが、防犯面に弱く、ディンプルキーや生体認証錠のような複製が難しく、防犯面に優れている鍵は高額になります。
ここでは、鍵の種類別の相場を紹介するので、鍵交換の参考にしてください。
ピンシリンダーキー
ピンシリンダーキーは鍵の1面がギザギザしており、多く普及している鍵です。
鍵交換の相場は、「約1万〜1万5千円」になります。
防犯面は後ほど紹介するディンプルキーよりやや劣りますが、ピッキング対策されているピンシリンダーなら、ピッキングを逆手に取る構造なので、不正開錠はむずかしいでしょう。
ディスクシリンダーキー
ディスクシリンダーは両面がギザギザしており、鍵穴が「くの字」になっている鍵です。
鍵交換の相場は、ピンシリンダーキーと同じくらいで「1万〜1万5千円」程度です。
1970年代に多くの賃貸物件で使われていましたが、ピッキングに弱いため現代では廃盤になっています。
しかし、ピッキングに対応した「ロータリーディスクシリンダー」なら安心度が増すでしょう。
ロータリーディスクシリンダーを交換する場合は、機能性が高くなるのでディスクシリンダーより交換費用が5千円〜1万円程度高くなる傾向にあります。
ディンプルキー
ディンプルキーは先端が丸くなっており、表面は異なる深さや大きさ、くぼみで形成されていて複雑なつくりになっている鍵です。
鍵交換の相場は「1万5千〜2万5千円」程度です。
防犯面において優れており、不正開錠や破壊開錠に強いことがメリットですが、ピンシリンダーキーやディスクシリンダーと比べると交換代金が高い傾向にあります。
しかし、防犯面を高めたい方にはディンプルキーが合っているでしょう。
カードキー
カードキーは機械に差し込んだり、かざしたりして使用する鍵です。
鍵交換の相場は、シリンダーごと交換する場合「1〜3万円」くらいです。
交換代金は高いですが、スペアキーの複製が簡単にできないので、防犯効果の期待ができます。
しかし、追加のカードキーが欲しい場合は鍵タイプと比べ高額になる場合もあるため、気をつけましょう。
また、カードキータイプは不具合が多いのも特徴で、カードが読み込めなかったり、雨で壊れたりする可能性があります。
定期的なメンテナンスも必要になるため、防犯面と予算を照らし合わせて検討する必要があるでしょう。
暗証番号錠
暗証番号錠は、事前に決めている暗証番号を入力し、玄関を解除する鍵です。
鍵交換の相場は「約4〜8万円」です。
暗証番号錠は高額ですが、鍵を持ち歩く必要がないため利便性が高く、鍵穴がないのでピッキングの心配もありません。
非常時用に子鍵で解錠できる鍵穴付きの暗証番号錠もあります。
また、電源不要なメカニカルタイプは耐候性があり、不具合が起きにくいため利用しやすいでしょう。
生体認証錠
生体認証錠は、指紋や顔、静脈、目の虹彩を利用する鍵です。
鍵交換の相場は「8〜20万円」くらいです。
登録している本人以外は鍵を開けられないため、ほかの鍵と比較してもトップクラスの防犯性を兼ね備えています。
しかし、認証が正常にできなかったり、怪我をして認証ができなかったりするなどのデメリットもあるので、注意しましょう。
入居後に自分で鍵交換をしてもいい?
自分で鍵の交換をしたい場合は、必ず管理会社を通して大家さんに確認しましょう。
鍵は大家さんの所有物という扱いになりますので、勝手に交換すると契約違反になり、違約金を請求される場合もあります。
契約書に鍵を勝手に交換しないように書かれている場合もあります。
そのため、既存の鍵以外に変更したい場合は、管理会社や大家さんに必ず確認しましょう。
鍵を紛失してしまったら
入居後に鍵を無くしてしまうこともあるでしょう。
賃貸物件の鍵を無くしてしまった場合の手順を紹介します。
(1)警察に届ける
まずは近くの交番に行き、落とし物として届いていないか確認しましょう。
届いていなかった場合は「遺失届出書」を出します。
(2)管理会社に連絡
警察に落とし物として届いていなかった場合は、管理会社に「紛失した」と、連絡を入れる必要があります。
管理会社によってはスペアキーを持ってきてくれるたり、提携しているサポート会社を派遣してくれたりするなど、さまざまな対応をしてもらえる可能性があるので早めに連絡しましょう。
(3)鍵の業者に連絡
夜間や休日など管理会社がすぐに対応できない場合は、鍵の修理や交換してくれる専門業者に連絡しましょう。
紛失した場合は基本的に入居者側の負担になります。
鍵交換代金が高い場合でも、防犯面を考えると早急に対応したほうが良いでしょう。
鍵交換後は、管理会社に確認したうえでスペアキーも作成しましょう。
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まとめ
鍵交換代金は入居者側が負担することが多く、鍵のタイプによって費用が異なります。
防犯面が高くなるにつれて、鍵交換代金も高くなる傾向にあるため、入居する部屋の鍵タイプも確認するようにしましょう。
また、鍵交換は退去直後よりも、入居時のほうが立ち会いで確認できる可能性があるため、防犯面を考えると入居時の鍵交換のほうが安心です。
初期費用は、鍵交換代金のほかに敷金や仲介手数料など、まとまったお金が必要になります。
一度に支払うことがむずかしい場合は、初期費用を分割払いできるsmoothの利用を検討してみてください。