パートナーと同棲をはじめようと考えていると
「ケンカせずにスムーズに話を進めたい!」
「同棲後の生活がどうなるかが不安・・・」
「賃貸物件を借りるときは、どんなことに注意したらいいのだろう?」
などと不安に思うことは多くあるでしょう。
本記事では、メリット・デメリット、同棲を始めるときの注意点、賃貸物件選びのコツを紹介します。
この記事を読むことで、同棲の良いところや悪いところを理解することができ、スムーズに同棲生活の準備を進められるでしょう。
また、同棲を始めるまでの具体的な準備も一緒に紹介します。
パートナーと賃貸物件を選ぶときの参考にしてくださいね。
同棲を始めるときの注意点5つ
同棲は、他人と一緒に暮らすことなので合わない部分もあります。
ケンカをしないためにも、事前に2人でルールを決めておきましょう。
お金の管理について
同棲する場合、家賃の他に光熱費、食費、日用品など月々かかるお金があります。
同棲をする前に、きっちり折半するのか、またはどちらかの担当にするのかを決めておくと良いでしょう。
その他に通信費や交際費などそれぞれにかかるお金もありますので、事前に話し合っておくことが重要です。
引っ越し資金を準備する
同棲のための部屋探しを始める前に、初期費用や家具家電費用などの資金準備をしましょう。
初期費用は家賃の5〜6倍くらい必要です。
また、家具家電もすべて揃える場合、数十万円以上必要になります。
このように、引っ越し当初はまとまった金額が必要になります。
支払う負担の割合で揉めないためにも、一緒に引っ越し資金を貯めると円満に進むでしょう。
親への挨拶
同棲する前に、一度お互いの両親に挨拶に行きましょう。
とくに彼女側の両親は、知らないうちに会ったことない男性と同棲していると聞けば不安になり、信用性が下がる可能性が高くなります。
もし、結婚を視野に入れた同棲なら、大人のマナーとして事前の挨拶は必須です。
緊張するかもしれませんが、お互いの両親と良好な関係性を作るためにも、挨拶はしておきましょう。
1人になれる時間や空間づくり
始めからそれぞれの部屋を用意しておくのも1つの手です。
2〜3LDKの間取りなら1人の空間をつくりやすいです。
1LDKの場合、リビングとベッドルームだけなので、1人の空間づくりはむずかしいでしょう。
2〜3LDKなら、作業部屋や自分の部屋を作れるので、1人の時間を確保しやすくなります。
また、昨今はテレワークが増え、2人が家でテレワークするなんてこともあります。
個々の部屋の用意がむずかしい場合は、目線に仕切りをつくり、作業スペースにすれば仕事に集中できるでしょう。
同棲の期限を決める
結婚を見据えた同棲なら、いつまで同棲するのか事前に話し合っておくと良いでしょう。
同棲する理由として、「一緒に過ごす時間を増やしたい」や「結婚前に相手のことを知りたい」などさまざまな理由があるでしょう。
しかし、同棲を始めるときにきちんと期限や目的を決めておかないと「ダラダラとした関係に・・・」なんて話もよくあります。
新しい生活をスタートする前に、期間はいつまでにするか決めておくと良いですよ。
同棲を始める!賃貸物件を選ぶ4つのコツ
賃貸物件を選ぶときは部屋の間取りに注目しがちですが、以下の項目も重要なポイントです。
4つのコツを紹介しますので賃貸物件を探すときの参考にしてください。
お互いが暮らしやすい場所
お互い通勤しやすい場所が、2人にとって住みやすい場所になります。
どちらかが通いにくい場所になると、通勤だけで疲れて毎日ヘトヘトになるでしょう。
楽しい同棲生活にするために、互いのことを考えた場所にできれば2人の負担が減ります。
さらに、以下の条件を加えるとより生活しやすい物件になります。
駅から近い
買い物が歩ける範囲でできる
交通の便が良い
また、お互いに住みたいエリアをある程度選んだ上で物件を探すのも良いでしょう。
楽しく過ごせるエリアに住むことで、より充実した同棲生活を送ることができます。
同棲であったほうがいい設備
同棲する場合、すべて共有して暮らしていく必要があります。
そのため、一人暮らしの部屋に多い「バス・トイレが一緒」や「収納が小さい」などの場合、一緒に暮らすには不便が多くなるでしょう。
そこで、同棲にあったほうがいい設備をご紹介します。
バス・トイレ別
独立洗面台
2口コンロ以上
シューズボックスやクローゼットの大きな収納
宅配ボックス
モニター付きインターホン
バスルームの追い焚き機能や呼び出し機能
オートロック
上記の設備は必ずしも必要なわけではありません。
2人のライフスタイルに合わせて、必要な設備を検討しましょう。
同棲OKの物件に絞る
同棲の入居審査は1人暮らしや夫婦の場合より厳しい傾向にあります。
なぜなら、すぐ別れる可能性があり、家賃滞納のリスクが高くなるからです。
また、2人の友人を招いてパーティーをされた場合、騒音トラブルや部屋に傷をつけられる場合があります。
そのため、同棲NGの大家さんも少なくありません。
同棲の部屋探しの場合は「同棲OK」の物件を紹介してもらうようにしましょう。
また、1人暮らしと偽って同棲を始めるのもおすすめしません。
もし、大家さんに知られたとき、入居後でも退去を求められる可能性があります。
賃貸物件にかかる費用を抑えたいなら不動産の閑散期を狙う
引っ越し費用を抑えたいのなら、不動産の閑散期である6月〜8月がおすすめです。
部屋を探す人が少なく、家賃の値下げや仲介手数料の割引が多くされているため、初期費用を抑えられます。
ただし、繁忙期に比べて物件情報は少ないというデメリットもあります。
少しでも費用を抑えたい人は、引っ越しの時期を選ぶのも1つの手段です。
賃貸物件で同棲するメリット
同棲のメリットを紹介します。
長い時間を一緒に過ごすことができる
同棲をすると、好きな人との時間を増やせます。
同棲を始めると付き合っているときとは異なり、私生活で時間を共有することになります。
それまで知らなかった部分を知れるのも1つのメリットでしょう。
生活や金銭面での負担が軽くなる
同棲は「炊事・洗濯・掃除」などの生活面で協力しあうことができます。
金銭面でも家賃や水道光熱費などを2人で折半するので負担を半分にできます。
初めにどう分けるのかを決めておくと、ケンカも少なくなるでしょう。
結婚前に相手を細かく知ることができる
同棲は疑似結婚生活でもあるので、相手がどのような生活をしているのか知ることができます。
一緒に生活してみるとそれまで知らなかった相手の意外な一面や、結婚生活の疑似体験をすることができます。
同棲生活を送ることで、結婚するときに重要視したいポイントを知ることも可能です。
自分が知らない相手の良いところを見つけるチャンスでもあります。
賃貸物件で同棲するデメリット
同棲をするのは良い面もあればもちろん悪い面もあります。
デメリットも理解した上で同棲に踏み切ると良いでしょう。
1人の時間が欲しくなる
同棲をすると常に相手と空間を共有することになります。
それまで1人で自由にできたことも、相手がいることで自由が利かず息苦しくなることもあるでしょう。
人によっては1人の時間が必要なので、それぞれのスペースを作ることも重要です。
事前に「1人の時間が必要」と伝えておけば、ケンカになる可能性は低いでしょう。
生活や価値観の違いにストレスを感じる
たとえ好きな人でも、納得できない部分や考え方が違う部分が出てきます。
他人なので当たり前と割り切れば良いのですが、なかなかそうはいきません。
生活面の価値観を知れるので、付き合い続けるかの選択肢の1つにもなるでしょう。
別れる場合は大変
一緒に暮らしてみると相手の嫌な部分が気になって、別れることも・・・。
同棲していない場合と比較すると、別れるまで少々厄介で労力が必要になります。
トラブル防止のためにも、同棲していた物件の解約手続き、家具家電についてなどをしっかりと話し合っておきましょう。
【2か月前〜当日まで】いつから始めたらいい?同棲するための準備
実際に同棲をするまでの流れを紹介します。
同棲をするにはさまざまな準備があるので以下を参考に、手続きは早めに済ませておきましょう。
【2か月〜1か月半までに】引っ越し先を決め、引っ越しする日を決める
まずは2人で住む部屋を決め、引っ越す日にちを決めます。
契約は約1か月前まででも間に合いますが、さまざまな審査があります。
審査に落ちてしまうと予定よりも時間がかかってしまうため、早めに済ませておきましょう。
部屋を決める際は、内見をすると住んだあとのイメージが掴みやすいです。
【1か月前までに】今住んでいる家の退去手続き・引っ越し業者の見積もり
引っ越しの1か月前までには、今住んでいる家の退去連絡をしましょう。
ただし、物件によっては退去の通知は2か月前までにしなければいけない場合もあるので要注意です。
また、引っ越し業者を利用する場合は、複数の引っ越し会社の見積もりを比較しましょう。
引っ越し費用を抑えられる可能性が高くなります。
シーズンによっては希望した日にちで予約が取りにくいことがあるので、引っ越し業者への連絡も早めにしておきましょう。
【2週間前までに】役所や公共料金などの手続き・荷造り
新居が決まり次第、できるところから順番に連絡しましょう。
たとえば、以下のような手続きがあります。
役所での手続き・・・転出届を出す、印鑑登録の廃止、国民健康保険の手続き
公共料金・・・電気、水道、ガスの停止と解約の予約
荷造りは、普段使用しないものから順番に梱包すると、引っ越し直前に焦らずに済みます。
粗大ゴミがある場合は、このタイミングで出すことがおすすめです。
【引っ越し前日まで】すべての荷造りを完了させる
引っ越しの前日までにはすべての荷造りを終わらせておきます。
引っ越し当日はやることが多くバタバタしてしまうため、前日には完璧な状態にしておきましょう!
冷蔵庫と洗濯機は水抜きや霜取りが必要なので、必ずカラの状態にします。
また、荷造りと一緒に現在住んでいる家の掃除もしておくと良いですよ。
【当日】荷物の運搬・旧居は退去の立ち会い・新居では荷解き
これまで住んでいた家の荷物を出してカラの状態にしたら、退去の立ち会いをし、鍵を返却します。
新居では、荷物を運び終えたら荷物がすべてあるか確認し、荷解きをします。
また、電気、ガス、水道が使えるかすぐに確認しておくと安心です。
お隣さんへの挨拶も忘れずにおこないましょう!
【引っ越し後】役所などへの手続き
引っ越し後は、転入届・転居届やマイナンバーの住所変更など役所へ手続きに行く必要があります。
また、保険・銀行・通販サイトなどの住所変更も忘れずにおこないましょう。
同棲の賃貸契約にかかる初期費用の相場とは
同棲をする前に、賃貸契約にかかる初期費用の相場を知っておきましょう。
家賃15万円の賃貸物件を契約した際の初期費用は、以下のとおりです。
費用 | 金額 |
---|---|
家賃 | 150,000円 |
敷金 | 150,000円 |
礼金 | 150,000円 |
仲介手数料 | 165,000円 |
前家賃 | 150,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
鍵交換費用 | 15,000円 |
保証委託料 | 25,000円 |
合計 | 820,000円 |
賃貸契約の初期費用には、敷金や礼金以外にも仲介手数料や火災保険料、鍵交換費用などさまざまな費用が発生します。
そのため、初期費用の合計は家賃の5〜6倍くらいになります。
さらに、同棲を始める場合、引っ越し費用や家具・家電の購入費用なども必要になるため、事前にシミュレーションを立て貯金しておくと良いでしょう。
賃貸契約の初期費用を抑える3つの方法
賃貸契約の初期費用は家賃の5~6倍くらいかかり、家賃の高い同棲物件の場合は大きな出費になります。
そのため、少しでも初期費用を抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ここでは、賃貸契約の初期費用を抑える方法を3つ紹介します。
1. ゼロゼロ物件を探す
ゼロゼロ物件とは、敷金と礼金が発生しない物件のことです。
家賃1か月分が相場の敷金と礼金は、初期費用の中でも大きなウェイトを占めています。
ゼロゼロ物件は、家賃2か月分の初期費用を抑えることができるため、大きな節約効果が期待できるでしょう。
ただし、ゼロゼロ物件にはデメリットもあります。
主なデメリットは、以下のとおりです。
・敷金と礼金の支払いがない分、家賃が割高に設定されている
・人気のない物件のため、条件が悪い
・保証会社の加入が入居条件になっている
ゼロゼロ物件は、初期費用を抑えるにはうってつけの物件ですが、デメリットを考慮して選ばないと後々後悔することになります。
同棲でその後も長く住み続けたいと考えている場合は、初期費用だけにとらわれず、納得のいく物件を探すようにしましょう。
2. フリーレント物件を探す
フリーレントとは、一定期間の家賃が無料になる契約のことです。
家賃の1〜3か月分が相場で、中には日割り家賃分や2週間程度の物件もあります。
フリーレント物件は、賃貸契約の初期費用を大きく節約できますが、フリーレントは”人気のない物件”である可能性が高いです。
そもそも、人気物件では初期費用を安くしなくても入居者が殺到するため、フリーレント物件にする必要がありません。
人気がなく、入居者が集まらないため、不動産会社や大家さんは苦渋の決断として「フリーレント」というシステムを導入するわけです。
「駅から遠い」「築年数が古い」「立地が悪い」「間取りが時代に合っていない」など理由はさまざまですが、家賃が無料というだけで判断しないように注意しましょう。
3. 家賃が安い物件を探す
そもそも、家賃の安い物件を探すことで、初期費用を抑えることができます。
家賃20万円前後で良い物件があっても、初期費用の支払いに困るぐらいなら、少しグレードを下げるのもひとつです。
また、家賃を下げて良い物件が見つからない場合は、エリアから見直すことも検討しましょう。
経済的にギリギリの状態で引っ越しても、その後の生活が圧迫されてしまいます。
余裕を持って生活できるように、2人の収入や貯金に見合った賃貸物件を探しましょう。
同棲の初期費用を抑えるなら「smooth」
同棲の部屋探しに必要な初期費用が負担なら、初期費用を分割払いできる「smooth」がおすすめです。
smoothでは初期費用の分割払いで入居時の負担を0円にできます。
6回払いなら、サービス利用料・分割手数料は一切かからないため、引っ越し時の負担を抑えられます。
smooth利用者の口コミ
初期費用の負担が軽減し、手元に現金を残して新生活を始められた!
地方からでも、オンラインで満足のいく部屋探しができた!
まとめ
同棲を始める際のメリット・デメリット、同棲の注意点、賃貸物件を選ぶコツを紹介しました。
たとえ結婚を見据えた同棲でも、メリット・デメリットを理解した上で始めることが大切です。
同棲前にルールを決めておくことで、ケンカやトラブルが減るでしょう。
とくに「お金の管理」や「同棲期間」については同棲前に決めておくことで、充実した日々を送ることができます。