オンライン内見とは？リモートでの部屋探しのポイントや流れ、メリット・デメリットを紹介

「地方に引っ越すから、現地での内見が難しい」

「忙しくて内見に行く時間がない」

「引っ越し後に、想像していたイメージと違う部屋だった‥‥と絶望したくない」

など、現地の内見ができない方もいらっしゃるでしょう。

そこでオススメなのが「オンライン内見」です。

オンライン内見なら、引っ越し後のイメージギャップを感じる可能性を低くでき、家やカフェ、会社からスキマ時間を活用して内見ができます。

今回の記事では、オンライン内見の詳細や流れ、メリット・デメリットなどを紹介します。

この記事を読めば、オンライン内見で理想に近い部屋を見つけられる可能性が高いことがわかるでしょう。

監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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オンライン内見とは？

オンライン内見とは、不動産会社の方が現地からビデオ通話で物件の内装や設備などの詳細を紹介してくれるサービスです。

PCやスマホ、タブレットなどのビデオ通話ができる電子機器と通信環境さえあれば、自宅や会社、カフェなどどこでも物件のオンライン内見ができます。

オンライン内見は、転勤や転職で他の都道府県に移動する方以外に、日頃忙しくて内見する時間がない方や内見に時間を割くのが嫌な方でも利用可能です。

また、不動産会社によっては契約手続きまですべてオンラインで完結できる場合もあるため、時間と交通費の削減にもつながります。

オンライン内見の流れは以下のとおりです。

1. 希望の物件が見つかったら、不動産会社にオンライン内見したい旨を伝える

2. オンライン内見の希望日と希望時間を決める

3. オンライン内見当日に指定されたURLやアプリで内見する

通常の内見と大きな違いはなく、所要時間も30分〜1時間程度です。

オンライン内見が始まる前に、絶対に譲れない条件やサイズを図ってほしい場所などを共有しておくと内見がスムーズに進むでしょう。

オンライン内見のポイント

オンライン内見で用意しておいたほうが良い物は「メモできる物」と「ヒアリングシート」です。

あらかじめ内見で質問したい事項をまとめておくと、確認漏れを防げます。

オンライン内見で確認しておきたいポイントは、現地の内見と変わりません。

関連記事：内見のチェックリスト15項目！絶対に見逃せない部分とは？

しかし、「生活音」や「におい」、「日当たり・風通し」などはオンライン内見で伝わりにくい傾向にあります。

そのため、下水道や排水溝から変なにおいがしないかの確認や、ベランダに出て実際に音を聞かせてもらうなど細かく紹介してもらうようにしましょう。

日当たりには隣の建物の大きさや距離感が関係します。

また、窓が2箇所ある部屋は風通しが良い場合が多いです。

そのため、風通しの良い部屋を希望している方は、物件探しの時点で絶対条件として窓の数を伝えると良いでしょう。

部屋だけの内見で終了せずに、エントランスやゴミ置き場などの共用部分や物件の周辺環境も確認してください。

Googleマップのような地図アプリでも確認できますが、実際に歩いて紹介してもらったほうがわかりやすく、住んでからのイメージもしやすくなります。

オンライン内見のメリット・デメリット

オンライン内見のメリットとデメリットを紹介します。

オンライン内見のメリット

• 転勤や転職など遠方からでも物件を確認できる

• オンライン内見のほうが拘束される時間が少ない

• 交通費がかからない

• スキマ時間で内見ができる

• 写真だけでの物件選びよりも物件の様子がわかりやすく、引っ越し後のイメージギャップが少なく済む

オンライン内見は、住んでいる地域に関係なく利用できます。

そのため、遠方の方や物件を内見できる距離に住んでいる方でもオンライン内見は可能です。

物件を直接見に行く必要がないので、時間の束縛が少なく、スキマ時間で物件選びできる点が魅力的です。

また、写真よりもビデオ通話のほうがリアルな物件状態を確認しやすいので、写真だけで判断せずに積極的にオンライン内見を活用しましょう。

オンライン内見のデメリット

• 生活音やにおい、日当たり、風通しなどは現地内見でないとわかりにくい

• ビデオ通話の画質が悪いと、内装がわかりにくい

• 通信環境が悪い場合、内見が途切れてしまい逆に時間がかかる場合がある

• オンライン内見に対応している不動産会社しか利用できない

オンライン内見でもっとも大きなデメリットは、においや風通しなど現地でしかわからないことがある点です。

そのため、担当の方に細かく質問して、できる限りリアルな情報を得る努力をする必要があります。

また、ビデオ通話なので、通信環境によっては映像の写りが悪かったり、通信が途切れてしまったりする可能性があります。

このような問題を防ぐためにも、事前に通信環境を整えておきましょう。

オンライン内見はどこの不動産会社でも実施されているわけではありません。

オンライン内見が譲れない条件の場合は、対応してくれる不動産会社探しも物件探しと並行して始めましょう。

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まとめ

オンライン内見は、写真だけでは伝わらない物件の情報を知ることができます。

そのおかげで、引っ越し後のイメージギャップも少なくて済むでしょう。

一方、オンライン内見では「生活音・におい・日当たり・風通し」などがわかりにくい傾向にあるので、気になる点は担当の方にすべて質問することが大切です。

通信環境や対応している不動産会社探しなどその他のデメリットにも注意して、オンライン内見で失敗しないように対策していきましょう。

監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士