【賃貸】家賃を下げたい！交渉のコツと他の費用を抑える方法を解説します

あなたは家賃についてこのような悩みを持っていませんか？

「家賃がもう少し低ければ、すぐに契約するけどな」 「家賃がもう少し低かったら、このまま住み続けたいな」 「家賃って、交渉して下げられる？」

今から賃貸物件を探す人も、いま賃貸物件に住んでいる人でも、家賃について悩んでいる人は多いです。

この記事では家賃について悩んでいる方に向けて

・家賃は交渉で下げられるのか？ ・家賃を下げる交渉のコツ ・家賃以外の費用を抑える方法

をお伝えします。 少しでも費用を抑えて余裕を持った生活を送るためにも、ぜひ最後までご覧ください。

監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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家賃は交渉で下げられる？

結論から言うと、入居前でも入居後でも「家賃の値下げ交渉」は可能です。

ただ、かならず値下げ交渉が成功するわけではありません。 交渉のタイミングやコツをおさえて、値下げ交渉が成功する可能性を高めることが重要です。

「家賃ってどうやって決まるの？」「交渉に失敗したら気まずくならない？」など気になる方はコチラ。 →家賃の値下げ交渉5つのコツ！交渉相手や注意点を紹介

家賃を下げる交渉のコツ

「値下げしてほしい」という要求だけでは家賃の値下げ交渉は成功しません。 ここでは、家賃の値下げ交渉をする際のコツをお伝えします。 お伝えする内容は下記のとおりです。

・時期、タイミング ・心構え ・理由や根拠を用意する

時期・タイミング

交渉をはじめる時期や、交渉に適したタイミングは下記のとおりです ・入居前 ・入居後 ・閑散期 それぞれ詳しく解説します。

入居前

入居前であれば、申し込み時が交渉のタイミングです。

内見や見積り内容の確認をすませた契約の直前であるため、貸し主側に「入居の可能性が高い」と思われているでしょう。

入居してくれるのであれば、貸主側としても交渉に応じるメリットが大きくなっています。

入居中

入居中であれば、賃貸契約の更新前が交渉のタイミングです。 貸し主は空き室を作りたくないものです。

空き室ができることで家賃収入がなくなるだけではなく、修繕やクリーニングの費用も発生してしまいます。 「住み続けてもらうメリットの方が大きい」と思ってもらえやすいのが、契約の更新のタイミングです。

閑散期

入居前や入居中に関わらず、賃貸住宅の閑散期である5～10月は交渉に適したタイミングです。 貸主は「空き室を埋めたい」「空き室を作りたくない」と考えているため、交渉に応じるメリットが大きくなりやすいからです。

心構え

交渉にあたっての心構えも、交渉を成功させるための重要な要素です。 伝える内容は下記の3つです。

・高圧的な態度を取らない ・過度な値下げはしない ・良い住人であることを示す

高圧的な態度をとらない

交渉の際に、高圧的な態度を取ってはいけません。

高圧的な態度を取ることで「入居中にトラブルを起こすのでは？」と思われたら、値下げ交渉は成功しません。

貸主は、トラブルを起こさない人に長く住んでほしいものです。 あくまでも「お願い」という態度で交渉を行いましょう。

過度な値下げはダメ

過度な値下げを要求してはいけません。 貸主にとって、家賃は貴重な収入源です。 貸主に利益が出ない値下げ交渉は絶対に成功しません。

家賃の値下げ交渉の相場は、最大で5％といわれています。 家賃10万円の物件であれば、値下げ幅の上限は5,000円です。

良い住人であることを示す

貸主はトラブルを起こさない人に長く住んでほしいものです。

入居前であれば、 ・高圧的な態度を取らない ・申請書などは漏れなく記入する など、誠実でまじめな人物であることを示しましょう。

入居中であれば、 ・家賃の滞納をしない ・騒音などのトラブルを起こさない ・マナーを守る など、日頃から良い住人であることを心がけましょう。

理由や根拠を揃える

「値下げしてください」の一点張りでは交渉は成功しません。 値下げをしてもらう根拠を明確にしたうえで交渉することが重要です。

周辺の相場を把握する

住んでいるエリアの相場を調べておきましょう。

一般的に賃貸の家賃は「賃貸事例比較法」という計算方法で算出されています。 賃貸事例比較法は、周辺エリアの条件が似ている物件と比べて加点や減点をして家賃を決める方法です。

住んでいる物件の家賃が同等の物件よりも高ければ、家賃を値下げするべき根拠として貸主に示せます。 周辺の相場はポータルサイトなどで調べられます。

周辺環境や物件の状況

下記のような周辺環境の変化や物件の状況の変化も、値下げの根拠になります。

周辺環境の変化 ・近所のスーパーが閉店して不便になった ・近隣に大きな建物ができて日当たりが悪くなった ・すぐそばに居酒屋が出来て騒がしくなった

物件の状況の変化 ・交通の便が悪くなった ・築年数が古い ・設備が古い

貸し主のメリットを示す

交渉では、こちらの要求を一方的に伝えるだけでなく、相手側のメリットを示すことも重要です。

入居前 ・値下げに応じてくれたら即決すると伝える ・入居後は長く住む予定であると伝える ・家賃発生日を大家の希望に合わせる

入居後 ・更新後は長く住む予定であると伝える 貸主側にメリットを示して、交渉に応じやすくしましょう。

家賃以外の費用を抑える方法

家賃を交渉する以外にも、費用を低く抑える方法はあります。 ここでは下記の方法をお伝えします。

・フリーレントを付けてもらう ・初期費用を交渉する ・初期費用を分割払いする

フリーレントを付けてもらう

家賃を下げてもらう代わりにフリーレントをつけてもらう方法も一般的です。 ↓フリーレントの「仕組み」「注意点」「交渉のコツ」はコチラ フリーレント物件にするための交渉術！注意点や交渉の仕方を徹底解説

初期費用を交渉する

賃貸の初期費用も下げられる可能性があります。

↓初期費用を交渉するポイントやタイミングについてはコチラ 賃貸の初期費用を下げる交渉のコツを伝授。初期費用分割ならスムーズ

初期費用を分割払いする

賃貸の初期費用を分割払いする方法もあります。 分割払いにおすすめなのが「smooth（スムーズ）」。

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まとめ

家賃は交渉で下げられる可能性があります。

家賃を下げる交渉のコツは、以下の通りです。 ・高圧的な態度はとらない ・過度な値下げ交渉はダメ ・値下げの根拠を揃える（周辺の相場、環境の変化など） ・貸主のメリットを示す（即入居、長く住むなど） ・家賃以外の費用を抑える（フリーレント、初期費用の分割払いなど）

交渉のコツをおさえれば、家賃の値下げ交渉が成功する可能性は高くなります。 家賃の値下げ交渉が成功すれば、余裕のある生活が送れますね。 新生活への費用をおさえたいのであれば、初期費用を分割払いにできる「smooth」の活用もぜひご検討ください。

監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士