家賃が高い?費用を抑えて家賃が安い物件に引っ越すためのコツを紹介

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家賃
家賃
家賃目安

自分の収入に見合った家賃の物件を見つけることは、生活の安定のためにとても重要です。

お気に入りの物件を見つけて新生活を始めたものの、実際に住んでみたら家賃が高いと負担を感じてしまう人もいるかもしれません。

この記事では、「家賃が高い」と感じてしまったときに、なるべく費用を抑えてより安い物件に引っ越すためのコツを紹介します。

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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今の家賃は高い?「高い」と感じる理由

家賃

一般的に、家賃は月々の収入に合わせて決める人がほとんどです。

収入が多ければその分家賃の高い家に住むチャンスが広がりますが、「毎月家賃の支払いがやっと・・・」というような物件を選んでしまうと、日々の生活が苦しくなってしまいます。

ここでは、家賃が高いと感じてしまう理由についてご紹介します。

収入に対して家賃が「高い」

一般的に収入に対する適正な家賃の目安は「手取り収入の3割」と言われています。

つまり、手取りが20万円の人は6~7万円の物件に住むことが理想的とされています。

あくまでこれは目安なので、貯金などの目的で手取り額に対して割安な物件に住む人もいるかもしれません。

しかし、反対に3割以上の家賃の家に住むと生活費に困ったりいざというときに必要なお金が足りなくなったりする恐れがあります。

手取り収入に対する適正な家賃の目安は以下の通りです。

手取り収入家賃の目安の金額
15万円4.5万円
16万円4.8万円
17万円5.1万円
18万円5.4万円
19万円5.7万円
20万円6万円
25万円7.5万円
30万円9万円
35万円10.5万円
40万円12万円
45万円13.5万円

上記の金額を超えてしまうと、「生活が苦しい」状況になってしまうので目安として覚えておきましょう。

家賃相場と比べて「高い」

自分が住んでいる物件の家賃が、周辺地域の家賃相場に比べて高い場合も不満を感じる要因となります。

全国の中で「家賃が一番高い」と言われている東京都港区のワンルーム家賃相場は、14〜16万円です。 一方で東京都の中でも「比較的家賃が安い」とされている足立区のワンルーム家賃相場は、5〜7万円です。

こうして比べてみると、同じ東京でもエリアによって家賃相場が大きく異なるので、自分が住む地域の家賃相場を把握しておくとひとつの判断の基準になるでしょう。

参考として、以下に東京都のエリアごとの家賃相場を掲載します。

東京都の家賃相場一覧

東京23区家賃相場(1R~1DK)
千代田区10.4~11.51万円
中央区9.6~10.35万円
港区10.06~11万円
新宿区7.54~9.5万円
文京区8.28~8.7万円
台東区8.86~9.3万円
墨田区7.38~8.7万円
江東区7.79~9.0万円
品川区7.74~8.8万円
目黒区8.65~9.8万円
大田区7.25~8.0万円
世田谷区7.98~8.5万円
渋谷区8.82~10.2万円
中野区6.15~8.3万円
杉並区6.27~7.9万円
豊島区6.92~8.3万円
北区7.05~8.0万円
荒川区6.86~8.0万円
板橋区6.73~7.5万円
練馬区6.58~7.3万円
足立区5.68~7.0万円
葛飾区5.91~7.0万円
江戸川区6.0~7.0万円
武蔵野市7.3~7.7万円
八王子市4.9~5.2万円
立川市4.49~6.9万円
西東京市6.16~6.4万円
町田市4.73~6.1万円

家賃相場をご紹介しましたが、家賃相場よりも高いからといって必ずしも「家賃を過剰に請求されている」というわけではありません。

駅に近かったり、設備が充実している、築年数が浅い、といった理由で周辺の家賃相場よりも高い可能性がありますので、念頭に置いておきましょう。

自分の生活スタイルに合っていない

収入に対して3割というのはあくまで目安です。 というのも「家賃が高い」と感じる要因には、家賃以外の生活費も関係しており、生活費は個々の生活スタイルで大きく異なるためです。

食事はほとんど外食で「自炊をしない人」は、「自炊派の人」に比べて食費が高くなるのは当然ですよね。

また、最近では物価の上昇により食費や光熱費の負担が大きくなってきています。 こうした要因も「家賃が高い」と感じる理由のひとつになっているでしょう。

そのほか、お金のかかる趣味がある人は、「家賃よりも趣味にお金をかけたい」と感じるかもしれません。 そういった場合は、収入の3割の家賃では趣味のためのお金が足りなくなってしまうので、目安よりも安い家賃の物件を探すと良いでしょう。

このように、自分の生活スタイルと照らし合わせて、無理なく払い続けられる家賃の物件を見つけることが大切です。

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家賃が「高い」と感じた時の対処法

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家賃が「高い」と感じたら、なるべく早めに行動をとりましょう。 なぜなら、家賃は固定費として毎月かかるもので、多くの場合毎月出ていく出費の中で一番高額だからです。

逆に言えば、一度見直して最適な状態に保っておくと、毎月の生活にゆとりが生まれお金に関するストレスが軽減されます。

ここでは、すぐにできる対処法をご紹介します。

家賃以外の出費を見直す

家賃が高いと感じている場合にも、家計を圧迫している要因が実は家賃以外に隠されている可能性があります。

食費がかさんでしまっている、趣味にお金をかけすぎている、急な出費が続いているなどの家賃以外の理由でお金がないのかもしれません。

「家賃が高い」と思ったら、まずは家賃とそれ以外の出費の内訳をチェックしてみると何にお金がかかっているか整理できます。

総務省統計局が公表している『家計調査報告〔家計収支編〕2022年(令和4年)平均結果の概要』によると、単身世帯(全年齢)の生活費の平均額は下記の通りとなっていました。(一部抜粋)

項目金額
食費39,069円
光熱費・水道13,098円
被服費5,047円
医療費7,384円
交通費・通信費19,303円
教養・娯楽費17,993円
雑費(理美容など)14,536円
交際費13,831円
合計130,261円

平均的な支出と比べてみると、自分が使いすぎている項目がわかるのでおすすめです。

今の家の契約期間をチェックする

出費内容を見直し、結果的に家賃の安い家に引っ越そうと決めたとしても、物件を探し始める前に確認すべき点があります。

それは、現在住んでいる家の不動産契約の期間です。

家賃の安い家に引っ越せても、結局退去のための出費がかさんでしまっては元も子もありません。

契約期間中にも関わらず引っ越しをすることができるのか、できる場合解約のための費用は発生するのか、契約書を確認してみましょう。

家賃の安い物件に引っ越す

家計の見直したうえで「家賃が高い」と感じるのであれば、今よりも家賃の安い物件へ引っ越しを検討する必要があります。

次に住む物件を選ぶ際には、職場や学校までの交通費も考慮してエリアを決めましょう。 家賃が安くなっても交通費が高くなってしまったら、せっかく引っ越しても出費が変わらず、引っ越す意味がなくなってしまいます。

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家賃の高い物件に住むメリット

一人暮らし

毎月の固定費を抑えるために家賃の安い物件に住みたい、と考えるのは当たり前のことです。 しかし、家賃の高い物件にはきちんと高い理由があり、メリットが多いのも事実。

主に挙げられるメリットは、こちらになります。

・物件選びの幅が広がる ・セキュリティが充実している ・環境が良い ・立地が良い ・交通費が節約できる

それでは、ひとつずつ解説していきます。

物件選びの幅が広がる

物件を選ぶ際、自分の予算内で家賃上限を設定する方も多いと思いますが、家賃上限が低いと、なかなか希望条件の物件に出会えず苦労することもあるでしょう。

家賃上限を2万円上げるだけで、「バス・トイレ別」や「オートロック」がつくなど、物件選びの幅は一気に広がります。

「ペット相談」や「2階以上」などのこだわり条件も同様です。

妥協して物件を決めるのではなく、理想の物件に住みたいと考えている方は、家賃の高い物件に住むのもひとつの手段といえます。

セキュリティが充実している

都心部などでは物騒な地域もあり、できる限りセキュリティが充実している物件に住みたいと考えますよね。

しかし、都心部で家賃の安い物件はオートロックなどのセキュリティがないため、毎日不安を抱きながら生活することも場合によってはあります。

建物がしっかりしているRC構造や鉄筋コンクリート造などは、少し家賃が高くなりますが、木造に比べて丈夫で、オートロックが付いていることも多いので安心です。

安心して生活したい方は、家賃が高くなってもセキュリティの充実している物件を選ぶようにしましょう。

環境が良い

多くの場合、家賃の高い物件は、安い物件に比べて居住環境が良いです。 部屋の中はもちろん、エントランスや共有スペースもキレイに清掃され、環境が整備されています。

賃貸物件は、一度借りたら数年住むという方が多いのではないでしょうか。 環境が充実しているかどうかは生活するうえでとても重要なポイントといえます。

ストレスなく生活できるように、少し家賃の高い物件に住むのも良いでしょう。

立地が良い

家賃の高い物件は、最寄り駅から徒歩10分以内などの、いわゆる駅近物件が多いです。

また、閑静な住宅地でゆっくり静かに暮らすこともでき、ショッピング施設などの周辺環境も充実しています。 東京などの都心部では、最寄り駅から遠いと毎日の通勤が大変になり、肉体的にも負担が大きくなってしまいます。

また、どこかに遊びに行く際も「駅から近い」「急行が止まる」などの利便性はとても重要なポイントです。

住んでからのことを考えると、少し家賃が高くなっても立地の良い物件に住むのは大きなメリットになるでしょう。

交通費が節約できる

家賃が高いと感じていても、交通費などが節約できてトータルではお得な場合があります。

例えば、都内のオフィスに通勤している人が会社近くの物件に住んだ場合、家賃が高い分交通費を抑えられますよね。

反対に、家賃が安いからと言ってオフィスから離れた郊外の家に住んでしまうと、交通費が高額になるだけでなく時間も無駄にしてしまいます。

このように、家賃の高い物件にもメリットがあることを念頭に置き、それでも引っ越しが必要かを検討するのがおすすめです。

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費用を抑えて家賃が安い物件に引っ越すためのコツ

引っ越し

引っ越しをするためには「引っ越し業者費用」「賃貸物件の初期費用」など、まとまった出費が必要になります。

せっかく安い物件に引っ越すのであれば、なるべく引っ越しのための費用を抑えたいですよね。

ここでは、引っ越し費用を抑えるためのコツを紹介します。

引っ越し業者費用を抑える

引っ越し業者費用は、一般的に「移動距離」「荷物の量」「引っ越し時期」で決まります。

もしいつでも引っ越しができる状態にあるのならば、2~4月の繁忙期は避けるのがベターです。

引っ越し業者は5~1月には価格が低く設定されており、お得に引っ越すことができます。

賃貸物件の初期費用を抑える

賃貸物件の初期費用は、敷金・礼金、仲介手数料、クリーニング代、鍵交換代などを総合した諸費用を指します。

主に、以下のような項目があります。

項目相場詳細
敷金家賃1~2か月分家賃滞納や原状回復のために、大家へ預けるお金。
礼金家賃1~2か月分大家にお礼として支払うお金
前家賃家賃1か月分入居する月の翌月分の家賃
日割り家賃入居日から月末までの家賃
仲介手数料家賃0.55~1.1か月分(消費税込み)不動産会社に支払うお金
火災保険1.5~2万円火事や災害での損害に備えて加入する保険料
保証会社利用代家賃の50~100%保証会社に支払うお金
鍵交換代1.5~2万円鍵を交換するための費用
クリーニング代3~5万円清掃業者による室内クリーニングの費用。

契約する物件により費用の項目が多少異なるため、疑問に思う部分があれば支払い前に不動産会社に確認することが大切です。

特にクリーニング費用や消毒費など、自分にとって不要なオプションが自動で追加されている可能性もあるので、事前に話を聞いておきましょう。

初期費用を分割払いする

前項でご紹介した賃貸物件の初期費用は、合計すると「家賃の4~6ヶ月分」ほどかかります。 なにかとお金のかかる引っ越しのタイミングでこのまとまった出費は、痛手ですよね。

そこでおすすめなのが初期費用の分割払いです。 初期費用は何も一括で払う必要はなく、クレジットカードやローンなどで分割にする方法はさまざまです。

しかし、多くの場合は金利手数料が発生し、本来よりも多くの金額を支払う必要があるということを頭に入れておきましょう。

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家賃が高い!賃貸物件の初期費用に困ったら「smooth」

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家賃が高いから、もう少し家賃が安い物件に引っ越したいけど、

初期費用がネックで引っ越せない

分割払いで手数料を払いたくない

そんな方も多いでしょう。

クレジットカードやローンは、契約時にまとまったお金を用意する必要がないことはメリットですが、手数料が発生すると少し損をした気持ちになりますよね

せっかく家賃の安い物件に引っ越しを考えても、引っ越しに無駄なお金を費やしてしまっては意味がないと思うのも当然です。

そこでおすすめしたいのが、「smooth(スムーズ)」の初期費用分割サービスです。

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賃貸の初期費用に困っている方は、この機会にご利用してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

家賃が高いと感じた場合、まずは生活にかかっている支出を明確にすることが大切です。

家賃を下げるために安い物件に引っ越す際は、交通費なども考慮してエリアを決めましょう。 また、引っ越し時の費用の負担を減らすには、 ・引っ越し業者費用が安い時期を選ぶ ・初期費用を分割払いにする といった工夫もしてみましょう。

家賃は毎月の固定費として負担が大きいものです。 見方を変えると、長い期間毎月支払う出費ですので、見直すことで大きな節約につながります。 家賃が1万円安い物件に引っ越すだけで、年間12万円の節約になります。

「家賃が高い」と感じているなら、なるべく早めに引っ越しを検討しましょう。

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監修

高嶋允瑛

株式会社スムーズ取締役・宅地建物取引士

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